2009/04/10 (金)
暑いねぇ〜。 陽気もいいしで、おじさん昼飯仲間は弁当を買って近くの公園へ。 花見の最後と、あてこんだのだが、すでに時遅し。 ほとんど散ってしまって、「残る桜」状態。 陽気がいいどころか、暑かったわ。
十字科野菜を栽培するものにとって、アオムシは憎っくき敵で見つけると潰しにかかるが、 これが成長して蝶になると、なかなか殺せない(というより捕まえられない?)。 その蝶にも悲しい?人生があるようだ。
世界一発行部数を誇る某新聞に生物学者・池田清彦さんの「オスのロマンは養分」と題した記述があった。
モンシロチョウのメスは基本的に生涯に一度しか交尾しない。 うらやましいと思うか、悲しすぎると思うかは人それぞれだろうが、 なぜ一度きりの交尾でたくさんの子孫を残すことができるのだろう。 モンシロチョウのメスの生殖器には受精のうという袋がついていて、 オスからもらった精子を、生きたままかなり長期間ここに貯えておくことができるのである。 一度交尾すれば、体内のすべての卵を受精させるのに充分な数の精子が得られるので、 それ以上交尾する必要がないのだ。 交尾が済んだメスは、オスが近づいてくると尻を高く持ち上げて、交尾拒否の姿勢をとる。 モンシロチョウの交尾の姿勢は遺伝的に決まっているので、こうなるとオスはあきらめる他はない。 中には拒否しているメスの回(周)りを未練がましく飛び廻っているオスもいるが、 見ている当方としては人生(虫生)あきらめが肝心だよ、と声のひとつもかけたくなる。 しかし、例外はどこにもあるもので、複数回交尾するメスもいるという。 タブーを破るほどステキなダンディーが現れたのだろうか。 実は、受精のうに貯えてある精子を吸収して栄養にするためという説が有力だ。 ロマンチックじゃないのね。
早朝水やり。
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