2009/03/17 (火)
すっかり春の陽気、と思ったら、彼岸の入りやんか! 昨日から、いわゆるオーバーを脱ぎ、コートに替えたがそれでも暑いくらい。 通勤途上は、コートさえ脱ぎ捨てた人がチラホラと。
北山村センターの電話がずっと話し中だったので、 4,5日前にメールで問い合わせていたら、昨夜、ていねいな回答が送信されて来た。 すでに、役場で確認した言葉ではあるが、改めて…。
返信が大変遅くなり申し訳ありません。 「じゃばらひゃんがら」の「ひゃんがら」というのは 北山弁で、「たくさん」という意味です。 じゃばらの果汁がたくさん入っているという意味の 商品名です。 なお、「じゃばらひゃんがらドリンク」については、 現在、製造を中止していますのでご連絡いたします。
…やと。 「じゃばらひゃんがら」は貴重品ですよ。
そしたら、きょうの日本農業新聞コラム「四季」も、 彼岸の入り。道端にツクシを見つけた。食べるほどのまとまった量はない。 ツクシは花粉症を緩和するそうだから、量が増えたらマスクが離せない友人に試してみよう ▼「つくし飴(あめ)」という製品もある。きっかけは日本大学の島方洸一教授の体験だった。 ある年突然、重症の花粉症になったものの、趣味の山菜採りのついでに採ったツクシを食べたら劇的に改善した。 その話を元に研究した日大と徳島の企業が共同で商品化、全国販売している ▼和歌山県北山村特産の香酸かんきつ「じゃばら」も注目株。 北山村は人口500人、三重県と奈良県に挟まれた日本唯一の飛び地村だ。 1971年、1本の雑種かんきつが、ここにしか自生してない新品種であることが分かった ▼「邪気を払うほど酸っぱい」から「じゃばら」。これでむら興しをと、 苗木を育てて栽培を始めたが、売れ行きはもうひとつ。 そこで1000人アンケートを行ったら、半数が花粉症に「効果あり」と回答。 後に岐阜大学も有効性を確認して売れっ子になった ▼つくし飴のツクシは四国、東北、北海道で「おじいちゃん、おばあちゃんを募って」採取してもらう。 「じゃばら」は6000本に増え、赤字続きから2億円を超す売り上げになり、過疎の村を支えている。 まだまだ地域に宝物がある。
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