2008/12/30 (火)
早いもので、今年も残すところ、いよいよあと一日。 例年より1日多かったのだが、それでも速い。短い。 今朝の日本農業新聞のコラム「四季」には、 サイエンスライター竹内薫氏の「一年は、なぜ年々速くなるのか」を紹介している。 それは、周囲の比較からくる理由と、自分の内部に潜む理由とから、そうなるのではないか、と紹介している。 「周囲との比較」では、 「頭の回転が遅くなり、体力も衰え、仕事の効率や達成率が周囲の若者に追いつかなくなる」 ために、「時間が足りない」と感じるかららしい。 これを「年のせい」という。 一方、「年のせい」だけじゃない理由が、「自分内部」のこと。 「記憶に鮮明に残る出来事が少なくなることにより、後から振り返ったときに、 『何にもしないうちに一年が過ぎた』という心境になってしまう」のだらしい。
ネットを見ていると、こんな書き込みがあった。 「小さい頃は、世界は自分の知らないことに満ち溢れていました。 だから、毎日、新しいことを覚えなければなりません。 子供の頃は、1日で100個の知識を覚えていたとしましょう。 大人は、新しい知識をどれほど覚えるでしょうか。1日で10個としましょう。 さて、子供は、100個前に覚えたことを思い出したとき、それはほんの1日前のことでしかない訳です。 大人が100個前のことを思い出したとき、それは10日も前のことなのです。 同じ100個前のことが、子供は1日しか経っていないのに、大人は10日も経っていることになります。 このような訳で、子供にとっての1日は長く、大人にとって1日は短く感じるのではないかと考えます。」 これが、「年のせい」だけじゃない理由が、「自分内部」のことだろう。
日中は、比較的暖かい12月30日だった。 だから、掃除日和で、おとといの続きで、朝から掃除の一日。 わが家では、神棚と換気扇と玄関、風呂はわたしの分担。 障子の張り替えは、今年はいいことにした。 神棚は、ほこりを払い、ていねいに拭き、注連縄を換える。 玄関は拭き掃除の後、正月飾りをぶら下げる。 御鏡は、サトウのパック入り。味気ないのは承知のうえ。 ただし、雑煮用は近くの饅頭屋で丸餅を買ってきた。 そう、白味噌に、丸餅、青首大根、人参、里芋、真菜(ないから小松菜)、 そして、青のりをふりかけるのが、わが家の紀州の雑煮。
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