2008/11/19 (水)
どこまでも青い空に、透きとおった空気の朝。 こんな日は、通勤電車は扉付近の立ち位置。 期待は富士山。 頭を白く飾った、この冬初めての富士山を拝む。 得した気分に浸る小市民はわたしだけか?
昨夜、亡き兄の夢を見た。 田畑がすべてなくなってしまった現実に、亡き兄が登場している夢だった。 百姓をやろうにも田畑がない、借家の家賃収入だけでは心許ない、 さりとて勤めに出られるような仕事もない、というようなことを話していた。 「車の運転が好きなのだからタクシーの運転手はどうだ」と思っているが口に出せない自分がこちら側にいた。
目が覚めて記憶に残っているのはそこまでだ。 自分亡き後に、もどってみたら、 自分の仕事場だった田畑がなくなってしまっていることに嘆いたのかも知れない。 と、思う一方、 兄貴の姿を借りた自分の迷思だったのかも知れないと思ってしまう。 故郷に帰るにしても、働かねば食って行けない。 百姓をする田畑はないし、たぶんそれでは食っていけないだろう。 いまと同等以上の条件の働き口があるわけがない。 生活の糧が確立していない女房どのや娘を置き去りにすることもできない。 そんな迷いを持った自分が夢に現れてしまったのだろう。 (車の運転だけは、兄のことそのものだが・・・)
さ〜て、どうするか! 迷える子兎、もうすぐ57歳である。
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