2008/10/23 (木)
あさ、所用で立ち寄り、5分ほど、いつもより出勤が遅れた。 事務所に足を踏み入れたとたん、 「わぁ! 〇〇さん、おはようございます! よかったぁ!」 と、例のほんわか派遣女子社員の叫びに近い大きな声。 「ど、ど、どないしたんや?」 「休みの人がいたり、出張の人がいたりで、出勤したらいつもいるはずの人がおられないんですよー。 まだどなたも出勤されなくて、ひとりで心細かったんですよ〜」だと。 どうも、こういうのには弱いんだよな。 さりとて、「よしよし」と抱きしめるわけにもいかず、だが。 「足音がするたびに期待したんですけど、みんな扉を素通りで・・・」 (なんや、だれでもよかったんかいなぁ)
席に着くと、ふるさとの農協の職員(と、いっても近所の幼なじみ) からの頼んでおいたFAXがあり、お礼の電話を入れる。
「どや、忙しんか?」 「う〜ん、そやな。直売所にかかってますんでね」 「あたらし、開いたちゅうとこか?」 「それもありますけどね。そろそろ見直さないかん時期かな思うてね」 「高校の同級生がな、もちろんおばちゃんやけど、 めっけもん広場ややっちょん広場に比べたら、品揃えが少ないんでアカンゆうとったで」 「まあな、あのへんと比べられたらな〜。こっちは、小さいのが6か所やからな。 それも、合併して使わんようになった、古い農協の米倉庫や資材倉庫を有効活用してますんでね。 場所も、昔の農協があったとこなんで、通りから1本、なかへ入ってるしで、ね。 品揃えの考え方も、種類を多くか少ない品数でも切らさんようにするか、ちゅうこともあるし…」 「小さいのをひとまとめにして、 本店近くで都市型にしてスーパーと競争するか、国道沿いの郊外型にするかやろ」 「楽天の店で米ものせるんですけど、米ってどうですか? 都会の人って、家庭用精米機持ってる人が結構いるちゅうことですけど、玄米で売れますかね?」 「うちは近所にコイン精米機があるよってに玄米やけど、そういう人は結構いるんちゃう? そやけど、和歌山の米なんて売れんのか? ブランド力はないんやから、その辺、どう競争するか考えなあかんど」 「特別栽培の差別商品なんやけどな」 「そんなもん、どこでもやってらいしょよー」
ちょっと、機先を惑わしてしまったかな…。
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