昨夜、入浴時に髭も剃った。
休刊日の朝、いつもよりゆっくり寝ていられると思っていたのに、
たたき起こすような突然の大きな雨音。

早めに仕事が終わったので、昨日の事件現場へ回り道をしてみる。
きのうの今日で、雨の中、人が集まってきている。各局の中継車も。
交差点に設置されたテント張りの献花台に、たくさんの花や飲み物など。
手を合わせながらたたずむ人が後をたたない。
交差点から少し離れたトラックが止まっていたあたりにも、花やペットボトル。
「奪った命を返せ」「何で秋葉原へ来た！　自殺の方がましだ」
と、当然のごとくの怒りを書きなぐった張り紙も…。
手を合わせ、その場を離れた。

職場で、当然、この話題になった。
「何が原因で、こんな事件が起きるんだ？」
いみじくも、婆誰坂のおばちゃんと同じようなことを、誰かが言った。

「政治が悪い」

もちろん、婆誰坂のおばちゃんが言うように、
そんななかでもみんなキレる寸前で、歯をくいしばって生きている。
例えば、キレる人間は食生活に起因するところ大、などというものの、
そういう食生活をせざるをえなくしたのは何なのか？
そういう、食生活を持ち込んだのは誰なのか？