2008/06/04 (水)
梅雨の晴れ間の一日。 六文銭がなく三途の川を引き返してきた先輩から内線電話「金曜日は出てくるか?」。 倒れた日の昼飯時に「下仁田ねぎ」の苗を持ってきてくれる約束し、そのままになっていた。 それを先日話したら「あっ、そうだよな。そんな約束してたよな」と思い出したのだ。
今朝も、出勤仕度をしながら日テレ系「ズームイン!」を見ていると、 読売テレビ解説委員の辛坊治郎さんが輸入米のことに触れていた。 自動車や電化製品等の輸出で貿易黒字の日本に対し、諸外国は農産物の輸入を迫ってきた。 すでに牛肉、オレンジ等の品目は貿易自由化されており、 つまり、なんぼでも(量も価格も)日本に売りつけることができる。 だが、米だけは聖域で、長年、「ひと粒たりとも」と拒否し続けてきた。 それが、時の細川内閣で蟻の一穴が開き、現在の MA米77万tの許容になっている。 「日本は国内産の米でさえ余っているのに毎年77万tも輸入させられ、 家畜飼料にしたり、あげくは廃棄している。 米を買うというだけでなく、保管に年間100億円以上の税金を使い、廃棄にまた税金を使っている。 食料がなくて困っている国があるのにですよ。 このWTO農業交渉の見直しを主張すべきですよ」と大きな声で言っていた。 拍手だが、こういうことを知っていた消費者は何人いるだろうか、 この放送を見てどれだけの人が問題意識を持ってくれただろうか、と考えてしまった次第。
きょうの読売新聞投書欄「気流」から。 群馬県富士見村の47歳のおかあさん。 「小6の息子 自分で食事作り」。
「6月の食育月間に合わせ、各地で『食』に関する様々な催しが行われています。 わが家では小学6年の息子が食事を作っています。」
で、始まるこの投書は次ように続く。
「息子は昨年の総合学習で米作りを体験し、収穫した米で料理を作ったことから食に関心を持ちました。 約2か月前から朝食はほぼ毎日、夕食も時々作っています。 料理のレシピが収録された携帯型ゲーム機のソフトを参考にして、使う材料は自分で考えます。 朝ご飯をしっかり食べることが元気の源だと思っているようで、息子なりに栄養のバランスも考えています。 食材を決めるときは原産国やカロリーの表示も確認するほどです。 食に興味を持つのは健康管理にも役立つので喜ばしいことです。 いつまで続くかわかりませんが、そっと見守っていきたいと思います。」
すばらしく、たのもしいお子さんじゃないですか。 学問の勉強よりも、もっと大切なものを学びとってくれると思います。
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