2008/05/30 (金)
のち夜になって霧雨。あしたはまた、朝から一日雨らしい。 気温はまた4月に逆戻りで、ひんやりした帰宅だった。
きょうも手抜き日記。
牛乳は少子化や、清涼飲料水の需要拡大の影響で、消費量が減少。 2007年度の消費量はピークの1994年に比べて、 2割近くの77万キロリットルも減り、357万キロリットルにまで落ち込んでいる。 一方、消費量の減少に加えて、飼料価格の高騰が生産者の経営を圧迫。 今年4月までに3年前の13.3%の酪農家が廃業を決めた。 バターの供給不足が如実に表れているように、 このまま酪農家が減り続ければ、「牛乳が供給できなくなる可能性もある」という。 4月には30年ぶりに生乳の価格を値上げしたが、酪農家の経営が好転するには遠い。
そこで、日本酪農乳業協会は6月1日を「牛乳の日」とすると発表し、 当日は、乳業関連の7団体が、東京・有楽町の国際フォーラムを中心に、 牛の搾乳体験や牛乳に関するクイズなどのイベントを行い、 消費者に牛乳のおいしさや栄養価などを伝えることにしている。 消費者に牛乳の良さや業界を取り巻く環境を説明し、牛乳への理解を求め、消費拡大をアピールする。
牛乳の日は、国連食糧農業機関(FAO)が、 6月1日を「World Milk Day(世界牛乳の日)」としていることから、 海外の畜産国などでは知られている。 そこで、日本でも今年から同日にイベントなどを展開することになった。 これまでも生産者団体が「牛乳に相談だ」(とくに、CMポスターがおもしろい)といったユニークなCMを展開しているが、 なかなか消費量が伸びないという悩みを抱えている。 日本酪農乳業協会は「牛乳には生きるのに必要な栄養が入っている、 サプリメント(栄養補助食品)のようなもの」と豊富な栄養価を訴え、 “ミルクってサプリかも”のキャッチコピーで若年層の需要を喚起し、低迷する消費量の回復を狙う。
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