2008/04/18 (金)
一日、事務所の中にいてわからなかったが、相当荒れた天気だったらしい。
「限界集落」とういう言葉を、みなさんご存知だろうか? いや、耳にしたことがおありだろうか? 集落に占める65歳以上の人口が半数を超え、冠婚葬祭や農地、水路、 道路の管理など社会的共同生活の維持が困難な状況に置かれている集落のことをいい、 現長野大学の大野晃教授が高知大学教授時代の1991年に提唱した概念だそうだ。 高齢化や過疎化で消滅のおそれがある地域をさすのだが、 ちょっとヒドくないかい、というような言葉じゃね。 なんとか地域を再生させたいと取り組んでいる人や当該地域に住む人にしてみれば、 「あなたの集落は限界」といわれたらどんな気がするじゃろうか? 「限界集落」なんて呼ばないで……、と叫びたくなるのは大いに理解できる。 死を待っている年寄りのようにとれる「後期高齢者」のようなものか?
そこで、それぞれいろんな言い方をしている。 「水源の里」(全国水源の里連絡協議会) 「生涯現役集落」(長野県下伊那地方事務所) 「維持・存続が危ぶまれる集落」(国土交通省) 「小規模・高齢化集落」(山口県、農林水産省) 「基礎的条件の厳しい集落」(自民党) などといったところ。
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