翁草。
2008/04/17 (木)

ame.gif また、雨や!
よう、降りよんなぁ〜。
明日は、東京、ドシャ降りゆうてるし〜。

わくしめの愛読書「ビッグコミックオリジナル」に、
江戸和菓子職人を題材にした物語「あんドーナツ」というのがある。
安藤奈津という女性が主人公なのだが、最新号の冒頭の書き出しに次のような一節がある。

春、日当たりの良い山地や野原に、全身を絹のような起毛におおわれた草が、
暗紫赤褐色の釣り鐘状の六弁の花を下向きに咲かせます。
日本原産でキンポウゲ科の多年草「翁草」です。
その名は、花後にできる細く白糸のように長く伸びた花柱が、老人の白髪に見えるために付けられたそうです。
しかし「稚児草」という別名も持っています。
種が熟す前の姿が幼子のお河童頭に似ていることから付いたものです。
しかし、一つの花に『翁と稚児』……老爺と幼子の名前が付くのは珍しくもあり、心温まる名付け方とも思えます。
また翁草の根は、乾燥させると「白頭翁」と呼ばれる生薬……消炎・止血に効果のある漢方薬となります。
この、二つの名を持つ花のように、幼子から老人まで楽しんでいただこうと作るのが和菓子です。
そして春を迎えると、その気持ちを忘れないためにもと、心ある和菓子職人は翁草を意匠とした菓子を作るのです。


ゆゆゆさんの日記やみなさん方の日記を飾っている翁草の写真を見ながら、うらやましく感じている。
ゆゆゆさんから種を送っていただいて、播いたのが一昨年の夏。
二度目の春を迎えたが、わが家の翁草はいっこうに花芽が確認できない。
なんでやろ〜?

 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
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