2008/03/27 (木)
30年前の3月27日は、このホテルに泊まった朝だった。 前夕、新幹線が浜松付近の架線故障で大幅に遅れ、 和歌山からの御仁たちが、新大阪に着いたのが真夜中で、 タクシーに分乗して、やっとの思いで帰り着いたことを知らされた。 朝食はどういうものを食ったのか、二人して思い出せない。 今のような、バイキング形式はなかったはず。 荷物が多く、タクシーで自宅(当時から松戸)まで帰り、 途中、向島あたりで土砂降りの雨に遇った。
きょうのメインは、芝公園の「とうふ屋うかい」での昼飯。 おとといの夜、あわてて予約を入れたが、押さえられたのは2時半。 さ〜て、それまでどうしようか? チェックアウトをしてロビーでのんびりしていたら、女房どのが 「文字盤の数字が大きな時計が欲しいのだけれど、記念に買っていい?」ときた。 実はおととい、何か、アクセサリーでもと思って、時間がないなか見に行ったのだけれど、 結局、どういうのがいいのわからず、 また、適当に買っても文句を言われるのが関の山と、何も用意していなかった。 時計でいいなら、それでもいいやと思いながらも黙っていると勝手に買って来てしまった。 わたしゃ、そんな値段の買い物は、最低でも3回は見に行くよ。 (で、結局、買わないことが多いけどね)。 女って生き物は、肝っ玉が大きい。
で、その時計をはめて、20日にオープンしたばかりの赤坂SACAS(さかす) へ行ってみようとなった。 もろ、お上りさん気分。 何が何やら知らないまま行ってみると、何のことはない、 都心ではやりのインテリジェンスビルを中心に、食事・買い物の施設があるだけ。 旧TBSの跡地にできた、TBS村だ。 ほとんどが、若い女性やおばさん。 春休みとあって、われわれと同じお上りさん状態のがうろうろ、わんさか。 「おとずれる人々の思いを『咲かす』場所」なのだそうだが、折しも桜が満開近い。 特に興味を引くものもなく、さりとて昼飯を食うわけにも行かず、2時半まで時間をもてあます。 で、次に行ったのが、きょうも東京タワー。 しかし、きょうは昇ったぞ。 中学3年の修学旅行で昇り、 義理母が来たときはとバスツァーで昇って(それが、娘が5歳くらいの時?)、3回目だ。 きのうの増上寺は、上から見ると桜の花に包まれている。 東京タワーから少し下ると「とうふ屋うかい」。 女房どのは3回目なのだが、わたしは初めての訪れ。 暖簾のとおり、豆腐料理の専門店。なかでも、「あげ田楽」と「豆水とうふ」が売り物とか…。 できて、まだ2年半なのだそうだが、人気の店らしい。田舎の民家風の瓦葺き屋根の建物、おちついた庭、うまい料理。 いつぞやの、上野の杜のなんとか亭とは雲泥の差の仲居さん。 もんぺ姿の若い女性なのだが、こちらの質問にも的確に答える。教育が行き届いている。 個室なのに、一つの料理が食べ終わったころに、タイミングよく次の料理が出る。 つい、隠しカメラでもあるのかと、部屋を見回してしまった。 記念日であることを告げると、1本のチューリップと、店側からのスナップ写真の心遣い。 どれをとっても申し分なかった。 気分をよくしたまま、お手々つないでご帰宅とあいなった。
家に着くと5時半。 まだ、1時間は明るいと、畑へ。 今度の土日は出かけるので、少しでも耕しておきたかったのだが、 1畝掘り起こしたところで、タイムアウト。
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(1) お上りさんをもろ出ししてきた赤坂サカス。 左手ガラス張りがTBS.
(2) きょうも東京タワーと増上寺。
(3) 北海道産大豆「つるのこ」。 「すべてこの大豆を使用してるのか?」と問うと、 「他の品種も使ってます」と正直な答え。
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