2008/03/26 (水)
思い出のホテルが来年の9月でなくなってしまう。 だから、30周年を記念して、女房どのとお泊まり。 10日ほど前、思い立って、 知り合いのフロントマネージャーにお願いして部屋を取ってもらい、 フォトスタジオにも連絡を入れておいてもらった。
午後から早退。 「明日も休むからよろしく!」(この年度末にか!)と言い残し待ち合わせのホテルへ。 かのフロントマネージャー、娘がピアノで世話になっているラウンジの店長、 それに社長にそれぞれ菓子折を持ってあいさつ。 社長は出張で戻らぬと、代わりに総支配人があいさつに出てきた。 部屋には心遣いのワインが1本。
女房どのが、「セットが崩れないうちに」というので、真っ先に30年の記念写真。 この歳で女房どのと、フォトスタジオでの写真撮影というのは、何となく気恥ずかしいものだ。 でも、お祝いの記念にとアップ写真を1カットサービスするから、 「も、ちっと寄り添え」と言われ、恥ずかしさを忘れて、 ありがたく、また、ハイ! ポーズ。
夕飯までの間、近くの東京タワーまで、お手々つないで散歩。 間近で見る東京タワーは、ホントに久しぶり。 何年ぶりやろ? 娘が5歳くらいの時以来とは、女房どのの記憶。 真下から見上げる東京タワーは、やはりカメラに収めるのに苦労する。
花がほぼ満開の増上寺境内を歩いていると、 外人といちゃつきながら偶然現れたハデ〜なおばさん。女房どのが写真を求めると、意外や意外、ヒジョーに愛想がいい。 5時の鐘を聞いて本堂に入ると、厳かに読経が始まった。 厳格な本堂に歌のように響き渡るお経に、つい、こちらも張りつめる空気。 10人ほどの高僧と修行僧とおぼしき10人ほど。 そのうちには、足袋も履かされていないのもいる。
夕食は季節の「春菜会席」。 ワインで乾杯! 「30年ありがとう。これからの30年もよろしく!」 (って、いくつになるんや? まだ、生きてる可能性はある)。 お互い30年を振り返ろうと話してみるが、意外と思い出せない。 よくよく、何故かと考えるが、可もなく不可もなくの平々凡々な日常だったからだろう。 それはそれでよし、としよう。 長かった30年なのか、短かった30年なのか。やはり、「早い」という実感が正解だろう。
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(1) いつもは遠くから垣間見るだけの東京タワー。 久しぶり。
(2) 増上寺境内で、偶然行き会った叶姉妹のお姉ちゃん。 わたしゃ、妹の美香さんの方がよかった。 お寺の境内で、罰当たりな?いちゃつきぶり…。
(3) ■前 菜 海老手毬ずし・とまと含め豚ひれ 豚ひれ肉桜煮・ヤングコーン もずくゼリー・新馬鈴薯・蓬麩 ■御造り ■煮 物 桜鯛薄造り 鰆酒蒸し・桜香餡 ■中 皿 ■揚 物 牛ステーキ・卸山葵ポン酢 桜海老東寺揚げ ■酢 物 蛍烏賊・旬菜・辛子酢味噌 ■食 事 炊き込み御飯・味噌椀・香の物 ■水菓子 季節の果物(金柑)と小菓子(桜餅)
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