2008/03/05 (水)
夜になって、また、空気が冷たく感じるようになった。
4月から、小麦の政府売り渡し価格が3割引き上げられる。 まだまだ、食料品の値上げラッシュが続きそうだが、 そんな中、農林漁業金融公庫というところが、毎日食べる主食などについて消費者の意向を調査した。
それによると、「パンや麺に代えて(米の)ご飯を増やす」と回答した人が32%いたそうだ。 ごく当たり前の、不思議でも何でもない回答数だが、米回帰を期待したいものだ。 食品値上げについての調査では、「何%までの値上げなら購入するか」を質問したところ、 平均で▽野菜10.7% ▽鮮魚9.3% ▽みそ・しょうゆ8.8% ▽牛乳・乳製品8.2% ▽パン7.7%▽冷凍食品5.8% ▽菓子5.7% ▽ファストフード4.4% ▽コンビニ弁当3.9%−−などの結果がでた。 日常的に欠かせない食品の値上げは、意外と受け入れてもらえるのではと思ってしまう。 これも、国産の安全という付加価値を買うという消費者の気持ちの表れと思いたい。
食品産業の調査では、 輸入原材料の高騰などでコストが増加した企業が99.8%に上り、これを受けて約半数が値上げした。 値上げ幅は食品製造業で平均10.1%、小売業で5.9%、飲食店で4.3%だった。
きのう、米麦関係の農水省の外郭団体の方と話す機会があった。 もちろん、天下り。 「いいチャンスだから、これを機会に麦をどんどん増やせばいいじゃないですか」 と、水を向けると、 「いい麦を作れるんならね。日本で穫れる小麦じゃ限界がある。黒いうどんにしかならないよ。 気象条件もそうだけど、何よりも耕地が狭い。広い畑で、機械化できないと、面積もそう増やせないよ」 と、こちらが期待した返事とは逆の答えが返ってきた。
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