新聞から拾った農業ネタ4題。
2008/01/29 (火)

kumori.gif ときどき雨。
遅ればせながら、年賀はがきの当選番号を確認した。
家族仲良く、切手シートが1枚ずつ。
それにしても、毎年のことながら、
当選下2桁の1番違いの同じ番号が数枚あるのはなぜか?

1つ目は、衆院予算委員会での福田首相答弁。
「食料は海外でいくらでも買えるという考え方は、きわめて危険だ。
 今までは極端なことをいう人は、
『金を払えばいくらでも輸入できる。日本は金を持っているのだから』
 という乱暴なことを言っていたが、そうはいかない事情が出てきた」と、
地球温暖化や水不足、世界的な人口増加などを理由に挙げて指摘した。
「農業に対する理解を深めていく必要がある。
 国民世論も今までは割合のんびり考えていたかも知れないが、
 いまはかなり深刻になりつつあると思う」。

福田首相が、食料問題でこれだけ踏み込んだ見解を示したのは初めてらしいが、まだまだ甘い。 
国民の意識は、まだまだ低い。と、思うよ。

2つ目は、中国産そばの値上がり。
そばは純然たる日本食、と思いきや、国内流通15万トンのうち、
国産はわずかに2割で、7割が中国産、残り1割がアメリカ、カナダからの輸入だ。
中国政府が導入した一連の輸出抑制策で、
輸出コストが5%上がったうえに、20%の輸出税をかけたためという。
3割程度の値上げで中国輸出業者との攻防が続いているようだが、
「価格を上げないと輸出しない」と強気で、売り手市場となりつつある。
これに対し、日本側の輸入業者は飲まざるを得ない状況という。
3月ごろには輸入価格が上がる見込み。
アメリカ産やカナダ産は、中国産に比べて7,8割高く、カバーするのは無理とのことだが、
「もともと国産そばを出している店では、まったく影響がなく、いたって冷静」だと。

「いいよ、買ってやらない!」って、言えよ。
そばを食う回数を減らして、米を食えばいいじゃないか。
そして、また、国産そばを増やそうよ。

3つ目は、「コシヒカリ」の米粉。
新潟製粉が、家庭向けの米粉販売を始めたそうだ。
これまでは業務用には販売していたらしいが、300g袋のパン、ケーキ用の2種類を販売。
砂糖、塩、脱脂粉乳を添加して加工しやすくしている、とのこと。
原料は、新潟産コシヒカリ。
今後、ホットケーキや天ぷら用の米粉の開発も検討している。

4つ目は、松戸特産の「矢切ねぎ」の話題。
「矢切ねぎ」が、地方ブランドの「地域団体商標」に登録された。
矢切地区は、江戸川の氾濫の影響で砂を多く含み、水はけがよい沖積土の土壌と、
川沿いで温度が高くならない気候がねぎ栽培にいいらしい。
「矢切ねぎ」は、白い部分が長く、太くて甘味があるため高級品になっている。

 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
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