2007/12/14 (金)
冬の象徴のような、すっきり青い空。 完璧に富士山の空。 ところが、人波で電車は中ほどまで押し込まれ、外の景色は見えず。 今朝も人身事故の影響で、上野駅は人がうじょうじょ。 歩く。
いささか、日にちが過ぎてしまったが、日本農業新聞の「四季」によると、 11日は、1957年に100円玉が登場して、ちょうど50年だったそうだ。 銀60%の銀貨で、デザインは「鳳凰」。 2年後に「稲穂」に変わり、さらに8年後に、現在の「桜」に変わった。
発行当時、100円玉1枚でラーメンが2杯食べられた。封書が10円、はがきが5円だった。 封切り映画館150円、週刊誌30円などからすると、ものにもよるだろうが、 現在のちょうど10倍くらいの価値があったようだ。 ビールやウイスキーは当時、ずば抜けて高い。 1957年産米の政府買い入れ価格(生産者米価)は、玄米1石(2.5俵)当たり9,955円。 早期出荷には加算があった。60キロに換算すると3,982円。 物価上昇を10倍とすると、4万円米価という計算になる。 一方、消費者米価は「10s当たり平均850円をこえない範囲とし、 その実施については、諸般の情勢を勘案して可及的速やかに別に定める」とある。 100円銀貨85枚が必要だった。100円玉の重さに変わりない。農の重さが軽くなったということか。
最後は、わかりにくいが、物価10倍で換算すると、 現在の米価格は10s8,500円であってもおかしくはないということ。 こうしてみれば、米は決して高くはない。 「物価の優等生」?
|