「ところが、ところが…」の続き。
2007/12/06 (木)

hare.gif 見上げれば、真っ青なすっきり冬晴れ? の天気。

で、きのうの「ところが、ところが…」の続き。
6時予約で、5,6分前に席に着いた。
「おから茶」が出て、そのあとしばらくおいて、おしぼり。
順序が逆だが、まあええわ。
遅れてくる者を除いて、まずはビールで乾杯。
刺身用の醤油がおかれて、そのあとが困った。
最初の料理が出るまで、幹事が言うには、「55分」何も出なかった。
ほんでもって、やっと出てきたのは茶碗蒸し。
「うっ! 味が濃い!」
その次が、最初の茶碗蒸しをほぼみんなが食べ終えて、10分、15分。
ここで、先付けが出てきた。
「先付け」ちゅうもんは、最初に出るよってに先付けちゃうんかいな?
客が席に着く前に並べておくほどのもんだろよ!

「おい、おい、これが、ここの流儀かい?」
また、10分、15分………。この繰り返し。
「この醤油は、何に使うの?」
「飲んだら?」というような会話も飛び交ったくらい。
飲み物もこの調子で、頼んでもなかなか出てこない。
「ワイン、頼んだよね?」
たまりかねた幹事が、
「このあと、どういった料理が、どういう感じで出てくるんですか? 
 こちらも2時間を想定して来てるもんですから」。

老舗のくせに、なんせ「献立表」も置いていない。
しばらくして、そのあと出る料理の説明があったが、
「ですから、どういうペースで出るのか、
 一度、責任ある立場の方に来ていただけませんか?」と、またまた幹事。
また、しばらくして、責任者らしき方が出てきた。
あとで幹事に聞いたら、料理長だったらしい。
「ほんで、なんやて?」
「いや、ただひたすら謝るだけなんだよな。すみません、すみません、って」
「じゃあ、特にゆっくり3時間ペースがここの流儀って訳でもないんだ」
遅いというのを認識していたわけで、困ったものだ。

料理は、まあ、うまい方なんだろうが、わたしにとっては、相対的に味付けが濃かった。
「★1つ」(基準は何もないけど)といったところか。
食事の炊き込みごはんも、いくつかの土鍋に分けて出てきたのだが、味つけが違ってた。
わが方のごはんは、「ひと口めはうまいと思ったけど、しょっぱくてそのあとが食えないね」
などといってると、隣の幹事席の土鍋は「そう? そんなことないよ!」。
そっちの方も食ってみて、顔を見合わせた。
「あらっ? ほんとだ。お焦げもできてるし、しょっぱくないね。普通だ」。
「こっちのしょっぱい鍋は、うるさい幹事の席へ持っていくヤツだったんじゃないの?」
と、まあ、こんな感じの料亭なのだが、店員にもダメ出し。

由緒正しい老舗なのに、店員の格好は居酒屋風。
高級老舗なら、着物のひとつも着せとけよ!
襖は閉めない。他の客がのぞきながら通る。
閉めても、立ったまま閉めるし……。
料理も、たったまま出す。
注文した飲み物は、手前の幹事席にまとめて置いていく、などなど。
「○○のご注文のお方はどちらですか、と幹事に聞いて、席まで持って行くんだよ」と仲間が。
「何で、客が店員の教育までしなきゃいかんのよ!」である。

そんな、こんなで、総合「☆つかず」。
東京ミシュランに「★3つ」で出てたりして………。

 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
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