2007/11/21 (水)
ネットで農水省の「食育のページ」を見ていたら、 「きょうのアホか!」がいましたわ。
○食生活についての意識と行動とのギャップ○ 食に関する誤った知識(消費者の奇異な行動・質問)
・「びっくり水」を買いたいが売っていない。 (探して見つからない時は店員に聞きなさい。たぶん、びっくりしていっしょに探してくれますわ)
・「落しぶた」というのはどのような豚肉か。 (親豚が子豚を崖から突き落として、それでも這い上がってくる生命力の強い豚の肉です。味はあるけど硬いですよ)
・タマネギを使いたいが、どこまで皮を剥いても実が出てこない。不良品ではないか。 (涙が出れば不良品ではありません。出ない場合は……? あんたが不良品です!すでに不良品か?)
・畑からイチゴがにょきっと生えてくる絵を描く子ども。 (米が木に成るくらいですから、こんなイチゴがあってもいいかも知れませんです)
・ダイエットをしているといって食事がお菓子やケーキという若い女性。 (それで健康的に痩せたら、マニュアル本を出してください。自費出版社を紹介したげますわ)
( )内は、ひこばえ付記です。念のため……。
オーストラリアの続報。 南半球のオーストラリアは、今が初夏といったところか? この時期、播種後の水田風景が広がっているはず、とのことだが、 今年の様相はというと、刈り取られないままの麦畑なのだそうだ。 その麦にも実が入っていないらしい。 これまで、160haの水稲を栽培してきたある農家も、 昨年は用水の割り当てが85%も削減されたため、稲の作付けは30haにまで激減した。 今年の用水配分はゼロ。この時期に水が来ないと、当然、水稲の種まきはできない。
米が主食のわが国に比べれば生産量は1/5程度だが、 輸出国のオーストラリアで米も麦も穫れないとなると、輸入国の食料はどうなるのでしょう? 当然、オージービーフの価格にも影響してくる。 主食の米だけは、絶対、100%自給を死守すべきである。 そのためには、農家が生産を維持する意欲が保てる価格に理解を示して欲しいものだ。 市場経済の論理を当てはめるだけならば、 米農家は「しんどい目をして赤字なら、割に合わないから、もうやぁ〜めた!」となる。 農家の努力にも限度がある。 こんなことでいいはずがない。
|