2007/11/19 (月)
上空は真っ青な、すっきり空。 寒かった。各地で初雪だそうな。 夕刊には、雪化粧の紅葉風景。
日本農業新聞から2つの話題。
オーストラリアの干ばつが続き、来年も満足な農業用水の供給がままならないそうだ。 早々と、そんな心配が出ている。 米輸出大国のオーストラリアでは、 干ばつが始まる前の2001年には164万tを生産、その半分を輸出していた。 しかし、来年産の見込みは1.5万tと100分の1にまで落ち込み、 転じて米輸入国となるだろうと見られている。
「ならば、日本の米をどんどんオーストラリアに買わせろよ!」と声を大にして言いたいが…。
もうひとつ、世界の大豆価格が異常高騰している。 先日、シカゴ商品取引所では19年ぶりの高値をつけた。 みそ、しょうゆ、納豆、豆腐など大豆製品の値上がりは必至で、台所を直撃する。 醤油は1〜3割、みそは1割、豆腐、納豆も数%上がる。業界団体が発表した。 油揚げ、がんもどきなど関連商品も当然上がる。既に油は値上がりしている。 でも日本は、大豆の大部分を輸入に頼っているのだから仕方ない。 各製品の自給率(カロリー)は、納豆と豆腐が24%、 味噌が28%、油揚げが13%、醤油に至っては0%。 だから、具が豆腐と油揚げで、かつおだしのみそ汁の自給率は 26%でしかない(農水省のクッキング自給率)。 高騰の要因には、開発途上国の経済発展による需要増、 バイオ燃料ブームによるトウモロコシへの作付け転換、重油高による輸送費の値上がり、 穀物の世界的在庫不足、それに長期的に確実な人口増などが複雑にからんでいる。 大豆製品は、健康にいい日本型食生活に欠かせないが、それさえも輸入頼りだ。 同様の理由で小麦も高騰し、うどん、パンも値上がりしている。
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