2007/11/13 (火)
櫻井よしこさんと阿川佐和子さんの対談を聞く機会を得た。
冒頭、いきなり、阿川さんが、「大連立について、櫻井さんはどうお考えですか?」と水を向けた。 「小沢さんには、がっかりしましたね〜」から始まり、 「2大政党で政策論争を繰り広げて、どちらの政策に1票を投じるかが国民が判断するところですよね。 それが、大連立で大政党1党になってしまうと、仮に意見の食い違いがあっても、 選挙活動のなかでは、その部分はお互いに触れなくなるんですよね。 そうすると、何を表に出して選挙を戦うかというと、 候補者個人が地元に何ができるかということしか訴えなくなるんですよ。 また、大連立政党の候補者をお互いに当選させるために、 現在の小選挙区制を、また、中選挙区制に戻すということもあるでしょうね。 そうなると、候補者の選挙運動資金は10倍かかるんですよ。 お金が必要となると、また、出てくるのが派閥であり、 金集めがうまく、それをばらまく派閥の親分なんですね。 今回の大連立の仕掛けは、巷間言われるように、 ナベ恒(言わずと知れた)さん、氏家(日テレ)さん、 中曽根(康弘)さん、森きろう(喜朗)さんらが仕掛けたんですね。 福田さんが、取り巻き記者に『オフレコ』ということで話したそうですが、 (その『オフレコ』がなんでわたしの耳に入ってくるんでしょうかね〜)、 『小沢さんが絶対乗ってくるという確信があった』そうです。 そして、『年内に、もう1回、サプライズがあるよ』とも言っているそうですよ」と話していた。
このあとは、2人お互い、厳格な父の家庭に育った生い立ちやら、 反発した話やらで、終了後はサイン会。 櫻井さんの本を買って、長蛇の列に加わるミーハーをやってしまった。
「○○さんは、お仕事何なさってらっしゃるんですか?」 (あの、おっとり風の優しい口調で……) 「何に見えます?」(失礼なやっちゃ!) サインしている手を止め、顔をあげて、 「コンピューター関係かしら?」 (ブっ、ブー! 大はずれェー!) 「農業関係で○○の仕事してます」 「農業は、いま、大変でしょうけど、やることがいっぱいあって、逆にやりがいがあるんじゃないですか?」 「そうですね、食に関する関心は、みなさん大きいですからね。 昨年の明治神宮の食育の話も聞かせていただきましたよ」 「そうでしたか、ありがとうございます。これからも、たくさんのいい○○を○○してくださいねぇ〜」 と、差し出された手をにぎらせていただきました。
ますます、大好きな女性になってしまった。 櫻井よしこさんの「冷血鉄仮面女」感は、昨年の12月9日の日記に。 冷血鉄仮面女の手は「温かだった」。
「きのうの出来事」……でした。
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(1) 櫻井さんの本を買って、長蛇の列に加わるミーハーをやってしまった。
(2) あまりに天気がよかったので、つい、ふらふらと水道橋まで。 東京ドームホテル。
(3)
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