2007/09/20 (木)
気がついてみれば、きょうは、もう彼岸の入り。
ネットのWikipediaでは、「彼岸」をむずかしく、 「元々は煩悩を脱した悟りの境地のことで、 煩悩や迷いに満ちたこの世をこちら側の岸『此岸(しがん)』というのに対して、 向こう側の岸『彼岸』という」と記している。
が、要は、仏さんが春と秋の2回、三途の川の向こう岸(彼岸)までやって来て、 そして、盆には三途の川を渡って家まで帰ってくるのだと、昔から勝手にわかりやすく解釈している。 だから盆には、13日に、こちら側の岸「此岸」まで仏さんを迎えに行き、 家につれて帰り、また、15日には送るのだと…。 (それらしいでしょ? もっともらしくない? だけど、勝手に解釈してるだけなので、信じないように)
いっこうに秋の気配を感じさせないほど昼間は、まだまだ夏だが、 夜になると虫の鳴き声が秋をささやかながら感じさせる。 鳴き声といっても、雄が雌にちょっかいを出すための羽の音なのだが、 歌では「リンリンリン、リーンリン」「チンチロチンチロ、チンチロリン」「ガチャガチャ」などと表現されている。 だけど、実際に、耳で聞いた鳴き声を文字にするのは本当にむずかしい。
いつかの日本農業新聞ネタによると、 鳥のさえずり(これは口から発する)は、「聞き做(な)し」という言葉で表現されるのだそうだ。 たとえば、ツバメの聞き做しは「土食うて虫食うて口渋い」とか、 「法法華経」(ウグイス)、「忠べえ、長べえ、長忠べえ」(メジロ)、「特許許可局」(ホトトギス)、 「サッポロラーメン、ミソラーメン」(ホウジロ)などと言っているように聞こえる、と。 「同じようにツヅレサセコオロギの、チイリリリ、チリリリ、 チリリリチリリという鳴き声は 『肩させ、すそさせ、寒さがくるぞ』。 破れた着物をなおしておきなさい。寒い冬がもうすぐ来るよ。 虫たちはもう冬支度に入っているのかも知れない」と新聞記事にあった。
わが畑の非結球レタスを何種類か混合して播種したあたり、 今朝、「そろそろ芽が出ているかも」と見てみたら、その兆しはなく、蟻が巣くっているではないか。 婆誰坂のおばちゃんが言うように、蟻も冬支度に入っているのかも知れない。 夏が厳しい暑さの冬は、また寒さが厳しい、の・か・も…。
おととい夜、雨が降り、心配ないとは思いつつも、今朝早起きで水やりに。 [区画32]の区画外のゴーヤが地面に横たわるようにひとつ発見。 ありゃ、あんなとこに、見落としていたか、とさわると、蔓から取れて転がっているではないか。 思うに、通りがかりのヤツが盗ろうと思ったものの、 罪悪感に襲われ、さいなんだあげく捨てていったのでは。 まだ、さほど、時間は経っていないようで食べられる鮮度ではあったが、 だれがさわったか気色が悪いので捨てた。
大根、青いのやら赤いのやら4種と伊予緋蕪、発芽確認、猫の足跡付き。 春菊、サラダミックスなどはちらちら発芽の兆しだが、ほうれん草はまだ。 レタス類は、そういうことで、また、播き直しかも? 自宅の玉ねぎも発芽の兆し。 きょうの◆播種・植付◆夕べ仕事帰りにケーヨーD2に寄り、 スティックセニョールの苗を3鉢購入。@58円也。 [区画32]に定植。先日定植したブロッコリー苗も同じ畝に移し替える。
◆収穫◆32: 職場の先輩Aさんの奥さんのリクエストにより、つるむらさき、ゴーヤ(もちろん落ちていたのとは別)
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(1) 定植し直したブロッコリー(左)と新たに定植のスティックセニョール。
(2) [区画32]の耐病総太りと 発芽した[区画93]の大根4種と伊予緋蕪。
(3) 人参と認めたかアゲハチョウ。 小さな子どもでも居れば、家に持ち帰りこのまま育てるのだが、 ごめん、鋏で胴切りの刑で即死、昇天いただいた。 手前は茎だけが残っている。
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