秋晴れなのだろうが、暑かった。
久しぶりに東京を離れ、群馬のさる現場へ。
とくに、福田さんの件は関係しないのだが、タイミングがよすぎた。さすが、福田さんの話で持ちきり。
農協の職員と一緒に農家を歩いたのだが、田んぼや畑へ行くと、ジリジリ焼け付く。
ハウストマトの植付け準備や、いちごの植付け床準備の真っ最中。
雨続きだったため、きょうは、いちご農家のお父ちゃんは山へ行ってるらしくお母ちゃんと。
「山？」
「かるいさわ」
「軽井沢（かるいざわ）？」
「そう」
「夏の間、涼しいとこで、苗つくってるんや？」
「そうや。軽井沢に畑を借りてな、いちごは避暑。
そんで、今月の終わりか来月植えて、寒なったらハウスで暖房や。いちご様様や」
まあ、その分、いちごは一番収益率が高い。

田んぼで、二人のオッちゃんがなんやら稲を見ながら話している。
この辺は、「ゴロピカリ」が多いのだが、初めてコシヒカリを植えたとのこと。
コシヒカリは、田植えが早い分、出穂も早く、雀の被害を受けてしまう。
30�o目の防鳥網をすっぽり被せているのだが、雀がその目をくぐりぬけてしまうらしい。
「中へ入ったら、羽を広げて出られないでしょうに？」
「いや、それがうまく抜けるんだよな」。
登熟期の柔らかい実の汁を吸ってしまうんだそうな。
被害にあった穂は白くなり、実が入っていない。
だが、「まあ、飯米用だから、雀も１俵は食やしまい」と余裕？

(1) すっぽり防鳥網なのに、雀被害で白くなったコシヒカリ。 (2) (3)