茗荷を食って忘れたいこともある。
2007/07/30 (月)

kaminari.gif 今朝はえらい涼しい朝だった。
と、思ったらきょうも雷雨。そのあとは、蒸し暑い。

わが家の畑でも、貧弱ながらも茗荷が穫れ始めた。
夏、さわやかな香りと歯ざわりに涼感さえある。
刻んでそうめん汁に散らす、同じく刻んだ青紫蘇と和えてサラダで食す。

きょうは、茗荷についての新聞記事の受け売り。
茗荷の辛み成分には解毒、解熱作用がある。
夏ばての回復にも効果がある。
釈迦の弟子・槃特(はんどく)は、自分の名前が覚えられない。
そこで、自分の名前を書いた板を背負って歩いた。
槃特の死後、墓の周りに生えた草を、草かんむりに名を荷なうと書いて「茗荷」と呼んだ。
よくできていて、信じてしまいそうな説話だ。
「茗荷を食べると物忘れをする」という俗言もここからきたようだ。

小咄その一(鶴光か? その二はありません)。

宿屋の主が、客が忘れ物をしてくれるように、夕食に茗荷をたくさん出した。
翌朝、客は宿賃を払わないで旅立っていったそうな。

茗荷は血行をよくするから、わざと支払いを忘れた客の作戦勝ちの話だ。

 
蘖ひこばえの菜園作業メモ
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]