2007/05/28 (月)
今朝のTVのお天気コーナーに、「涼」のテロップ。 この時期にこの文字が出るか、普通。 確かに、きのう、おとといに比べたら、めちゃくちゃ涼しいわ。 昼飯を食って、机でのんびりしていたら、1時前、突然、「松岡農水大臣自殺」の衝撃的なニュースが入る。
昨日の日記に、「フォークル」のひと言を入れたら、BBSに書き込みをいただいた。 だから、きょうはザ・フォーククルセダーズ特集。
忘れもしない高1の12月、あとにも先にも入院経験はこれだけという「盲腸」で入院してた。 ベッドの枕元のラジオから流れてきた、とんでもなく不思議な歌。 それが「帰って来たヨッパライ」だった。 年明けとともにこれが大ブレイク。レコードの売上は、当時では記録的なものになった。
その次に聴いた「イムジン河」。 朝鮮半島の政治的なことはさておき、 このメロディといい、歌詞といい、耳から離れなくなった。 ある日、テレビでフォークルが歌うというので、 テレビの前に録音機を置き、イムジン河が流れるのを待ったものだった。 テープレコーダーと言える代物ではなかったし、当然、カセットなんて世に出ていない。 もちろんビデオなんてない。 テレビのスピーカーの前に、録音機のマイクを置いて、である。 雑音もいっしょに録音した曲を何度も何度も聴き、レコードの発売を心待ちにした。 ところが、直前になって発売中止。 加藤和彦が、このイムジン河の音符を逆から詠んで創ったのが「悲しくてやりきれない」だと聞いた。 作詞はサトウハチローさん。 そのあと、松山猛さんのミューテーションファクトリーだったか、 改めて「イムジン河」がプレスされ、発売されたけど、 ところが、フォークルで聴いたのとメロディも歌詞も若干異なっていた。 最近になってキム・ヨンジャが歌ったりしていた(確か紅白でも歌ったかな?)が、 5年前、フォークルの「イムジン河」がCDとなって発売されたときはさっそく買いに走った。 このほかにも、「戦争はしらない」「何のために」 「青年は荒野をめざす」「あの素晴らしい愛をもう一度」など、わが青春の歌は数多い。 「『あの素晴らしい愛をもう一度』は音楽の教科書に出ていたから知ってるよ」などと若い連中から聞かされるし、 「青年は荒野をめざす」は五木寛之氏の作品に同名小説があり、詞も同氏によるもの。 そして、たった一年でグループを解散し、フォークルは稲妻のように去っていった。 その後、彼らが歌わなくとも、彼らの作詞あるいは作曲による作品はいっぱいある。
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