2007/04/12 (木)
3月20日の日記に日本人の名字には、 「田」がつく人が多いという投書を紹介したが、 きのう、本屋で立ち読みをし、 たまたま目についた本の書き出しにおもしろい一節が記述されていた。
「トヨ田に、ホン田に、こりゃマツ田
おまえら、田んぼの出じゃないか
田んぼつぶすな、罰あたり!」
熊本の田舎で「世直し一揆」をしたときに、菊池養生園の竹熊宜孝さんが詠んだ狂歌だそうだが、 同じ思いで、ついつい共鳴してしまった。 そして、 「竹熊さんは、抗生物質などに頼る近代医療に疑問を感じ、医食同源を主張している医師です。 人間の健康は食にあり、まっとうな食は土(農)にあると説き、 『土からの医療』と称して注射よりも野菜を食べさせるのが大好き。 医学部の学生に肥えタゴを担がせている変な医者です」と紹介している。 別のところで竹熊先生を調べたら、 「医は食に学べ、食は農に学べ、農は自然に学べ」 という先生の言葉が出てきた。 これまた、国民みんなに考えてもらいたい言葉である。
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(1) 徳野貞雄著「農村の幸せ、都会の幸せ」(NHK出版)。 立ち読みの衝動買いだが、「日本人は皆、百姓の小倅だった」 と、農業・農村を社会学的観点からとらえ、 日本古来の家族や食、暮らしの大切さを訴えている。 どのページをとっても「そうだそうだ」と共感を抱く。 みなさん方にもぜひ読んでいただきたい1冊。
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