2007/03/29 (木)
きのう22度、きょう23度。 一気に桜も開いたようだ。 今度の土日は、わが地域でも「さくらまつり」が実施される。 散歩道のさくら通りには屋台が並び、周辺の公園では花見の宴が盛んになる。
ところで、花見はなぜ桜なのか? やはり、これも農業に由来するようだ。 昔の農村では、桜の花を見て、その咲き具合で農作物の育ちを予測した。 満開のときには豊作を祈り、神様に酒などを捧げたんだそうだ。 稲作の準備にかかる農繁期を迎える前に、 弁当や酒を持って野山に出かける山遊びの行事の風習があった。 その風習が、いまの花見につながったといわれている。 さくらの語源は、定かではないが、 「さ」は穀物の霊とか田んぼ、「くら」は神様が座る場所との説があり、 それくらい稲作との関係は深い。 また、桜は神様が宿る木としても信じられていた。 外国にも桜はあれど、みんなが集まって桜の木の下で食事をし、 酒を飲んで楽しむのは日本だけの風習らしい。 (もっとも、花は言い訳、団子が目的の輩が大勢を占めるが・・・)。
新聞のコラムや投書を読むのが楽しみである。 一般のニュースはTVでも情報は得られる。 だから、きょうの日本農業新聞の投書欄。
福岡県の50歳のおかあちゃん。 下の娘が学校を卒業して社会人となり一人暮らしのため引っ越していったそうな。 「そして翌日。初めてかかってきた電話の第一声は、 『おかあさん、生ごみは燃えるごみ? 燃えないごみ?』 おいおい、そこからかよ。まっ、頑張って、社会人一年生!」 なんとも、ほほえましく、温かく感じる一節である。
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