2007/01/24 (水)
昨日は、関西弁の納豆だったが、 納豆は関西人にとって馴染みは薄い(薄かったというべきか)。 納豆の発祥は京都と聞いたことがあるし、九州という説も聞いたことがある。 しかし、こと私に関しては、なじみが薄い。 今でこそ、紀州のスーパーにも納豆は並んでいるが、その昔、そんなもんはなかった。 いや、「納豆」はあった。 あったけど、関西で言う「納豆」は、こっち(関東)でいう「甘納豆」だ。 だから、わざわざ、「甘納豆」なんていう言葉は使わなかった。 いわゆる「納豆」に、初めてお目にかかったのは学生の頃だった。 指が足りないので、何年前かは数えられないが・・・。 大阪から夜行のハイウェイバスで東京駅に着いて、 今思えば、八重洲の地下やったんやろうな、朝定食を注文した。 そこに付いてきたんや。いわゆる「納豆」が・・・。 だけど、その時はそれが「納豆」やなんて知るよしもない。 「なんや、これ?」「どうやって食うんやろ?」 と、一粒を箸でつまんでみるが、臭いがたまらん、口に入れても次が続かない。 隣を見るとサラリーマンらしいのが、ぐちゃぐちゃかき混ぜて飯にかけて食っている。 「あぁ、ああやって食うんか」。 そやけど、もうあきません。
以来、いまだに食えません。 体にいいのはわかってるけど…。
子どものころ読んだ漫画雑誌だったか、学習雑誌だったか、 横綱の「大鵬幸喜物語」というのがあった。 そこに少年のころの大鵬が家計を助けるため、 藁にくるまれた「納豆」を売り歩くシーンが出てきた。 「納豆がなんで藁に包まってるんや?」と不思議に思ったことを鮮明に覚えている。
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