2006/10/17 (火)
九十九里浜にほど近い一ノ宮町で、JA職員と農家巡回の一日。 汗ばむ陽気ではあったが、その陽気さは普段からこうなんだろうなと思う空気だった。 駅からJAまでの道すがら、爽やかな風に鳥の声、長閑さを感じる。 人はこういうところで生活をしなければならないと思ってしまう。
この地域は、トマト、きゅうり、いちご、花など、温暖な気候を利用したハウス栽培が盛ん。 長生(ちょうせい)郡をもじって、「ながいき」ブランドで売り出している。 米に至っては、「ながいき美人」だ。 だが、どの家も従事者が高齢化し、 トマト苗の準備をしていたある農家は、裸足でハウスから出てきた。なぜ、裸足だったかは謎だが…。 「もう、体がいうことをきかないし、向こうのハウスはもう作らない。今年は半分だ」 「金にならないもの、若い者はやらないよ。会社勤めしてた方が、そりゃ儲かるよ」 「米1俵売ったって、一日分のおかず買ったら終わりだよ」 と、辛いこと言葉ばかり発せられる。 若者が夢を抱け、やりたくなる、後継者が育つ農業でないと、日本農業の先行きは暗い。
途中、車を止めてもらい、ひこばえの写真を撮る。
出かける前に、[第1農園][第2農園]とも水遣り。 JAで、Mさん用のレタス苗を買う。 職員「いくついるの?」 わたし「もてるだけ」。 で、20ポット。サービスに白菜苗2つ。 電車で持ち帰る。
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(1) いちごハウス。 「植えるのが遅かったから、収穫は正月だよ」。
(2) 牛も長閑に日向ぼっこ。
(3) 立派なひこばえ。 JA職員でさえ、まだ、刈り取りをしてないのかと見紛うほど、 2番穂が付いていた。
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