2006/10/10 (火)
中日が巨人を破り、セリーグ優勝を決めた。 いつも、冷静沈着、冷めている落合監督が泣いた。 そして勝利のコメント。 「キャンプからの選手の頑張りを見て、優勝させてやらなければと思った」。 指揮官として、なんとたくましい言葉であることか。 この涙の裏に、日本シリーズに勝って勇退なんてことがなければいいが・・・。
開幕当初は、ぶっちぎりで久しぶりに巨人の優勝と、胸が躍った。 何を隠そう(別に隠すことでもないか…)、関西出身でありながら巨人ファンのわたくしめ。 巨人ファンと言うより、長嶋ファンと言ったほうが正確を規しているかも。 携帯の待受は長嶋監督の胴上げ、ストラップは「背番号3」。 野球のおもしろさが理解できるようになったころが、長嶋が華々しく活躍しているころであり、 「ここで打ってくれ!」というときに、いつも打つ長嶋がいた。 そこへいくと、期待を裏切ったのが原。 引退後、大沢親分率いるサントリーモルツ球団の一員であった原監督と、 サントリーのパーティーで握手をしていただいたことがある。 現役選手のころは、「チャンスに打てないバカっ原!」なんて揶揄していたが、 「これがプロの手か!」と感服、感動したものだった。 とにかくごっつい。 大きくて、手のひらがものすごい肉厚。もちろん、タコだらけでごつごつしている。 そのときの感触は、いまだに忘れられない。 農家や職人といわれる方々は、それぞれのプロの手をもっている。 それに比べると、わが手は何と柔なことか。 鍬を振り下ろしただけで、マメができる。食えないマメが・・・。
NEWS23の筑紫哲也さんも、 「落合監督があんなに泣くとは思わなかった」。
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