2008/10/22 (水)
はぁ・・・・・。
明け方に通り雨でもあったのだろうか、畑の土は濡れてないがアスファルトの路面が黒く光っている。 薄い灰色の厚い雲に覆われた空も、これからの雨模様を予告しているように見える。
第三畑に面する県道沿いの歩道から畑の様子を見に来た朝。
他所は畝も見えないくらいにモサモサになって花も咲いてるというのに・・・。 うちは無理矢理に、やっと土寄せが出来た程度、酷い物は芽が出始めたばかりという物もある。
やっぱり無理だったかなー。 はぁ・・・・・。
朝っぱらから、ため息をつかなければならないのは言わずとしれた秋ジャガの状態。 全ての種芋が腐ってから、なんとしても作りたい一心で、また植え直してみたものの、やはり旬を外しては上手くはいかないもの。
徐々に暖かくなる春とは違い、日に日に寒くなり日照時間も短くなる秋は、やはり人間の力だけでは難しいと気づく。
ほんでも、でぇーぶ大きなってきたげー、これならなんとかなれせんかね。 えーでも、もう10月中過ぎですから・・・。 ほーやわなー、今はこんだけ暑ても11月なってまうと、寒なるでなー。 ですね・・・。 霜が降ったら一発でやられてまうで、気をつけやーよ。
おとこばさんの旦那さんも、もう何年も秋ジャガは作らないという。 種が腐ったり台風に吹かれたり、早霜にやられたりと、何度も嫌な目にあって以来、作ってないという。
中々、秋は骨が折れるじゃわ。 ですね・・・。 ほんでも作りゃーすで、えれぇーわ。
思い起こせば2002年の秋、初めて秋ジャガを植えた。
その当時は今ほどオタクでもなくHCに売ってる苗を植えては、出来た出来ないと一喜一憂してた頃。 秋ジャガはおろか春ジャガでさえ作ったことはなく、今思えばビギナーズラックだったのだろう。
ハッキリとした記憶はないが、何か植えれそうな苗がないかとHCをうろついていた時に偶然見つけた秋ジャガの種。 こんな物が簡単に出来るとは思っていなかったが、写真につられ衝動買い。
既に大きく芽が伸びた種芋。 そのまま植付け、後は畑のオジサンの助言を聞きながら追肥と土寄せをし、暇がある度に様子見に出かけた。
今もちょくちょく様子見に行くのは、その時からの癖が抜けてないのかもしれない。
そして11月末、まだ青々とした葉っぱと茎をつけていたが、オジサンの言うままに収穫。 土の中からボコボコと連なって現われた握りこぶしより幾分小さい、綺麗なジャガイモ。
早速、アルミホイルに包みオーブンで焼いてみる。 ・・・・・・・。
今まで食べていたジャガイモはなんだったんだろうか。 どうしてこんなに美味いの・・・。
よし、これから野菜作りをするぞ。 それ以来、ジャガイモに限らず、色んな野菜に挑戦を始めた、曰く因縁の秋ジャガ。
あの時の感動が忘れられず、毎年欠かさず作ってきた。 今年で終わらせることなど、できようはずがない。
霜が降るならビニールトンネルをすればよい。 誰に笑われようが何を言われようが作ってみせる。
ちいさく握った、右のコブシ。 久しぶりに菜園オタクの血がザザワザワと騒ぐ朝であった・・・。
画像左:畑に移動したイチゴ苗(定植はまだよ(><)) 画像中:間引きカブ(小さぁ〜い(´`)) 画像右:ワサビ菜(変わった葉っぱ〜(@@))
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