2008/10/15 (水)
自宅から第二畑までの細い市道の脇に突然現われた橙色の点々。 アスファルトが見えないほどに積もった橙色の点、桜よりも早く散った金木犀の花びら達。
匂いと共に夏の終わりを知らせ、散る花と共に秋の深まりを感じさせる。 なんと叙情的な表現だろうか。
昨日の雨に濡れ、朝日に光る畑の野菜を見ながら、人並みに秋を感じた朝。
それにしても昨日の寒さと今日の暑さの違いはどうだろうか。 いわゆる、これが秋は寒暖の差が激しいと言うことなのだろう、身を持って実感。
昨日は東北、今日は九州沖縄辺りの気温。 明日はどこに行くことになるのだろうか、まさか韓国か?馬鹿なことを考えてみたくなる。
今朝は水遣りの必要もなく、ブラブラと将来苗床になるだろう+α畑の様子見。
苗床に播いたカキ菜、ワサビ菜は順調に本葉も見えはじめてきた。 今週末あたり1回目の間引きをして定植は来週を予定。
プランターと鉢に播いた来年用の長ネギと下仁田ネギは芽を出し始めた。
昨年の長ネギは少し多目の量を目論んで畑に播いてみたが、年明けからの厳冬で、多くがダメになってしまった。 今年はその予防策としてプランター播き。
考えてみると3年前が畑、2年前が鉢、昨年が畑、そして今年が鉢と交代交代の植付けで、何度やっても懲りてない菜園主の性格が解かるというもの。
一昨年の種だからと厚めに播いてみたら結構な量、発芽する。 欲しい物は少なく出て、それほど欲しく無い物は多く出る、なんという巡り合わせの悪さだろうか。
種蒔きも菜園主の運と比例するのだろうかと、なぜか悲しい思い。
長ネギに比べ播いた数も少なかった下仁田ネギはボチボチの生え方で、これなら間引きの必要も無く良い感じ。
ふってぇーネギ作りゃーたなぁー。 えっ?ええ、あはははは・・・・。 これあれじゃろ、シモネタとかなんとかっていうネギじゃろ。 ええ、下仁田ネギって言います。 こんだけ太ても、まんだ食えんのけー。 さぁー初めてなんで、いつ頃食べたら良いか解からんのです。 なんじゃー解からんのけー。
先々週、第二畑の長ネギのネギ土寄せをし、ついでに下仁田ネギの土寄せをしている所に現われた、おとこばさん。 自分も作ったことはなく、もし美味かったら少し欲しいとのこと。 もちろん、OKと答えはしたが採り頃が不明。
普通、ネギの旬といえば霜が降り出す頃、寒くなればなるほど甘く柔らかくなるというネギ。
固く凍った土をスコップで削りながらネギを掘る、既に暗くなった夕方。 出来れば暖かい家から出たくはないが、採って来てと言われれば仕方が無い。
言われた本数より少し多目のネギを持ち、急ぎ足で家に帰る。 食卓には湯気を立てながら今にも吹きこぼれそうな熱々の鍋が。
ザザッと水洗いしサクサクサクっとぶつ切りしたネギが皿の上の盛られて出てくる。
丁度、良い頃だから、それ入れて。 ほーーーい。
ツーンとしたネギ特有の香りがコブ出汁の匂いと混ざり合う。 今日は魚すき?寄せ鍋?それともカキだろうか、しんなりとした白菜の陰に隠れて鍋の主役はまだ見えない。
ふーーー。 今日は熱燗にしようかな・・・・。
画像左:かき菜発芽(何本植えようかな〜(´`)) 画像中:長ネギ発芽(一昨年の種なのに発芽率良すぎ(><)) 画像右:下仁田ネギ発芽(こんなものかも^^)
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