2008/09/19 (金)
台風接近中。
勢力を増しながら近寄って来るという台風13号。ここ数年、いや数十年、勢力を増しながらというのは記憶にあっただろうか。 日本に近寄って来る頃には、ほとんどの台風が、勢力を落とすのが普通。稀に維持したままの物もあったかもしれないが、数は少なかったような記憶。
まさか、日本近海もフィリピン近海と同じような海になりつつあるのだろうか。 もうサンマが食べられなくなってしまうのだろうか。
台風以上にサンマが気になる菜園主の朝は、今日も苗の様子見から始る。
農園日記にアップする写真がなくなり、そぼ降る小雨の中、デジカメを持ち出し、何か良い被写体は無いものかと物色。
華々しい夏野菜が終わり、秋冬野菜に変わりつつある畑は、ある意味地味な様相。 花が咲くような派手な野菜はなく、せいぜい青虫に食われた葉っぱを撮るくらいしかない。
それならばと、まだ幼いが花の苗達の様子をパチリ。 玉葱コンテナドームの中も、年寄り目になりつつある肉眼では見ずらく、デジカメだけを忍び込ませてパチリ。
あやーーー、こんなにノビノビになってまっとるやん。
温暖の差が激しいこの時期。 数日の雨で徒長した苗が、雨上がりの夏の陽射しに当たると1日も持たずに無くなってしまう。 過去、そんなことを繰り返し経験し、なんど玉葱苗をダメにしてきたことか。
その教訓を元に、どんなことがあろうが、お彼岸までは不織布2枚がけ、お彼岸を過ぎて最高気温が30℃を下回れば1枚に、そして10月に入ったら取り省く。 そう決めて、貫き通してはいるが、今年は、ちょっと過保護にしすぎたような感じ。
玉葱どーしやーた。 あ、こんちわ。早生は播きました、晩生は明日にでも播こうかと思って。 やっぱり、播きゃーすか。 ええ、こればっかりは止められないんで、へへへへ・・・。
先週の土曜の朝、第三畑でジャガイモ畝の作り中に声を掛けてきた、第三畑の隣、男勝りのオバサン。
わしんどこは、早生はやーせんで、晩ばっかじゃわ。 あれ、そうでしたっけ。 早生やったって、ちょっと早ぇーだけやし、すんと晩が出来てくるで、いらんがね。
そう言ってしまえばそうだが、それを言ったらお終いのような気がしますよ、おとこばさん(男みたいなオバサンの略語)
んで、いつくやりゃーす。 えーーと早生が250か300くらいで晩生が700くらい、千本くらいはやろうかと思って。 ほーけ、そーもけ、おめーさんも好きじゃわなー。 あはははは・・・・。 わしんどこも、今年は1000本くれーやりてーと思っとるじゃわ。 あらら、一緒やないですかー。 ところで、種どれくれーめぇーたらええやろ。
詳しく話を聞くと、去年までは、たくさん作っても5,600本。 苗を買ってきたり貰ったりがほとんどで播いたのは、昔々のことで覚えがないらしい。
いつも苗を貰ってばかりじゃ申し訳ないから今年は自分の家で作って、いくらかでもお返しをしたいとのこと。
苗作りの中でも特に玉葱は天候や遣り方に左右されやすく、即座にどれだけ播いたら良いかとは答えられない。 苗床の場所やら大きさ、どんなふうに種を播いて、その後どんな感じで管理するのかを事細かく聞き出す。
大雑把に言うと畑の一角に苗床を作って、そこにバラ播き。 籾殻と藁を被せ、発芽してきたら藁を取るというゴクゴク、シンプルな方法で、播き時はお彼岸。
えーーーっと、それだったら1円で1本のつもりで播くと良いです。 ?なんじぇーそれ? えっ?あー、はははは・・・。例えば500円の種を1袋播いたら500本出来るって言う事です。 おめぇーさん、おもしれーこと言うなー。 ですから1000本なら、500円の種を2袋か800円の種を1袋分播けば大丈夫だと思います。 どえれーわかりやしーがや、聞いてよかったうぇー、ありがと。
海千山千、70年近くも生きて来た、おとこばさんから、ありがとうの一言を頂く。 これって、すごいかも。
画像左:玉葱ドームの中(ノビノビだよ〜(T_T)) 画像中:レタス(ちっとも大きくならず(><)) 画像右:ステビア(蕾かな〜^^)
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