もう時間だよー、の言葉に返事もせず黙々と朝の水遣りをする。
雨と名が付きそうな降りかたは、梅雨明け前の記憶しかなく、そろそろ１ヶ月半は過ぎたのだろうか。

今日は雨みたいだよーー。
・・・・・。
９０％の確率って言ってるけどーー。
・・・・・。
聞こえてないの？
聞こえてますって、良いのもうちょっとやから。
雨が降るんやから水遣りなんてしなくて良いんじゃないの。

ふん、何をおっしゃる。
それは鉢植えや野菜を大切に育てたことが無い人のセリフ。

無責任ともいえる予報で何度、後悔したことか。
例え水遣りをしてから雨が降ったとしても、なんの被害も影響もない。だが真に受けて水遣りをしなくてピーカンだったらどうなるというのか。

やっと芽生えて、後半月もすれば植え頃のポット苗。最盛期は過ぎたとはいえ、まだまだ綺麗な花を咲かせてくれている鉢植えなど。
イケメンの兄ちゃん、綺麗なお姉さん、説得力のあるオジサン達を信じ、朝の僅かな時間の手抜きによって、終わらせることなど出来ないのだ。

もう二度と後悔はしない、そう誓ったのは、何年も前のこと。

朝、雨の予報をし午後は平然と晴れを伝える、何事も無かったかのように、臆する事など微塵も無く、まるで機械のように坦々と伝える。
これならイケメンの兄ちゃん、綺麗なお姉さん、説得力のあるオジサンは不必要なのだ、機械的にテロップだけを流してもらえれば充分のような気がするのは、庶民根性だろうか。

素晴らしい知識と優れた性能の設備、それらを使って予報している方々も、ぜひ一度、鉢植えをなどを育ててみてはいかがだろうか。
一般庶民の捻じ曲がった心情、少しは理解していただけるかもしれない。


その雨の心配など全く無かったお盆休みの二日目、待ちに待った玉葱の苗床作りをする。
苗床の作り方は昨年と同様、米ぬか土着菌ボカシ法としたが苗床とのサイズを若干変更する。

昨年は苗を６〜７列の筋蒔きにしたが、なんとなく苗の成長にバラツキが感じられた。
その為、今年は幅を狭くし細長い苗床にしてみる。予定は３〜４筋播き。

冷蔵庫に保管しておいた昨年の余り種は早生種のソニックが約１００粒程度。
このソニック、何個かの１ｋ超えが収穫でき、出来ればもう少し播きたい気持ちもあるが、追加で１袋を買うと種が余り過ぎてしまう。
ここはじっと我慢し、来年また違う種類の種を購入したい。

中生、晩生種の余り種は無く、新しく購入する予定もなし。
今年は種取りプロジェクトで採った自家採種の種に全てを掛けるつもり。

採れた種数は、ざっと数えても２０００粒以上はあるだろうか。
自分で採って自分独りで播けば何事もなかったのだが、成り行き上、日記作者の方にも無理やり押し付けてしまった経緯がある。

種の生みの親として、その責任はとらなければならない。
何事も無かったように知らぬ存ぜぬを決め付ける、厚顔無恥な菜園主では決して無いのだ。

素性怪しき種を人に押し付けて、自分だけ市販の種を播くなど、してはならないこと。
菜園エチケット、略してナチケットに反することなど、絶対に出来るはずはないのだ。

出来上がった長さ４．５ｍの苗床。
１ｃｍ間隔で４列に播いたとして、１８００粒。

あれ？あれ？あれ〜？
せん、はっぴゃく！？

そんなに播いてどうすんの・・・。


画像左：玉葱種、自家採種完了（トウカイゴゴー＾＾）
画像中：玉葱、苗床（右は大根用畝、狭！（＞＜））
画像右：完成した苗床（マルチの中は〜ヒ・ミ・ツ・ｖ(￣一￣)）