2008/02/12 (火)
冷たい雨が降る薄暗い朝。鉢のチェックをする気にもならず、出社拒否気味の気分。 巷は3連休が終わり、通勤路はいつもの朝の渋滞が戻ってきた。
こんな日は行きたくないなぁ・・・休みたいなぁ・・・。 こんなことを思うのは何十年ぶりだろうか。仕事も会社も嫌いではなく、よほどのことが無ければ休む事も無く、登社拒否になったこともない。
なんか〜スッキリせんなぁーー。 2週続けて畑作業が出来なかった週末に加え、天気が回復した祝日は出勤日という不運が重なった。 そして鬱陶しい今朝の雨。
こらこらこらー割り込むなっちゅうの、こっちはずっと並んでるやから、後後後! 普通の可愛さでは割り込みは絶対に許さない、ましてや旬を過ぎた人など、とんでも無い話。
こんな日は車の運転も少々荒っぽい。 対向車線の車が少しでも途切れようものなら、即右折。いつものまったり運転は、見られず。
あっ、なんやねん、この黄色いおっさん、横断歩道の真ん中で止まって何しとるんじゃ。
黄色い帽子に、黄色い蛍光服、黄色い旗を持って横断歩道の真ん中に立っているのは、どうやら通学指導をするシルバーのおっさん。 この場所で良く見かける通学指導の方は警察官とも見間違えるような紺色の制服を着た、背は低いが小奇麗な女性だったはず。 キリッと延ばした背スジに機械のようなキビキビとした動きに好感が持て、偶然に会った時は会釈を欠かしたことはない。
あれま、あの人はもう来ないんやろか、こんなおっさんで大丈夫か〜まったく。
6年生なのだろうか、集団の中でも一際背の高い女の子が先導し、10人足らずの小学生が小走りに横断歩道を横切っていく。 傘をさしている子もいればレインコートの子もいる、黄色を中心とした危険色が目に鮮やかに写る。
あら、なんやねん、渡ってまったやん、おっさん早よぉーあっちいけっちゅうの!
あっという間に渡りきった集団の次は横断歩道の直前で待たされている我々車軍団が通過する番。 ところが動こうとしない黄色いおっさん。
どうやら、遠くからチョロチョロと走ってくる、遅刻の一人を待つつもりらしい。 おー、おー、おー、あんなの待っとったら信号が変わってまうっちゅうんじゃ。
遅れた主は、予想通り世間で言う所の肥満児。 朝ご飯を人より余分に食べて時間が過ぎたか、太り過ぎで動きが鈍いか、たぶん日常茶飯事で遅刻するのだろう。 幼い集団とはいえ、我慢にも限度があり、見捨てて置き去りにしたのだろう。どこにでも良くあることだ。
頬の肉が、腹の肉が、丸い背中にフットしないランドセルが無駄に揺れるばかりの走り方。 一生懸命走っているように見えるが実はそれほど速度は出ていない。小学1年の軽やな女の子のほうがずっと早い。
おーーい、そこの黄色いおっさん、ええかげんにせいっちゅうの、点滅してきたっちゅうの。 遅れた肥満児が横断歩道に到着する前に点滅しだした歩行者用の信号機。
いつもの小奇麗な指導員なら肥満児に対し即座に走る真似を止めさせただろう。 横断歩道の手前でちゅうちょした肥満児だが、黄色いおっさんに来いと手招きされれば行かざるを得ない。
水を得た魚の如く、今度は悠長に歩き出したデブ。
ボランティアなのだろう交通指導員という役務を引き受けられたことは素晴らしいと言わざるを得ない。 が、しかし、でも、出来ることなら交通ルールは守って頂きたい。
信号が変わろうが身動きできない車をあざ笑っているかのような、ゆったりとした動きは、いくらなんでも変。 それとも支給された黄色の服装、指導員という特権を思う存分使ってみたかったのだろうか。
肥満児が渡り終えた頃、歩行者信号は真赤な色に。 われの仕事を全うしたと言わんばかりの満面の笑みでペコリとお辞儀する黄色いおっさん。 礼儀が正しいことは良い事だけど、早くしてよ〜お願いだから。
役割を果たし、やっと道路中央から歩道へ歩き出した、おっさん。
あちゃ〜いざっとるんやん、このおっさん イザルという言葉が通じるのは尾張だけであろう、だがイザルという以外に相応しい言葉は見つからない歩き方。
地面からまったく上がってないスリ足歩き、歩幅は20cmあるのだろうか。 もしかしてハンディキャップですか?と問いだしたくなるような歩行姿。
いつの間にか信号は変わり、右折車に直進車が混ざり合い、悲惨な状況になった交差点。 右折車組みのトップに位置する我が車。
交通指導員を決めた方々、この黄色い塊、ひいても良いでしょうか。
このイラだった気分を収める為、昼休みに近くのHCへ。 ジュリアンとポリアンを衝動買いし、爽やかな気分に。
画像左:土曜の雪(2時頃(><)) 画像中:送って頂いたポリジ&クリロー(とりあえずモドキ内に^^) 画像右:ジュリ&ポリ(種取り用衝動買い、あわわわ・・(@@))
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