2007/12/19 (水)
初雪かと思えるほど真っ白に降った霜。マルチの窪みに溜まった水が凍りつき、今年の初氷を見る。
これくらい寒くないと、漬物は美味しくないのだろう。 家の外に置いた漬物樽を見ながら、日曜に漬けた野沢菜を思いだす。
2週間前に漬け込んだ野沢菜漬け。当時に比べれば重石の位置も下がってはいるが、水が上がりきってるようには見えない。 恐る恐る蓋を開け中を覗き込むと、案の定大失敗の臭い。
気温が高かったのだろうか重石が軽かったのだろうか、考えられる原因は多々あるが、今度は菜を少なめにして再度漬けてみることに。
赤蕪の部分は捨て、根元の大きめな茎も惜しげも無く切り取る。虫食いの酷い葉、色が変わりつつある先端の葉も、バッサリと切り取る。 洗練された野沢菜のみを選別し、綺麗に水洗いをして、充分に乾燥したのち漬け込む。
今回は、他の物を入れず塩のみで漬け込む。
月曜、日曜の写真を見た作者の方から野沢菜についてBBsに書き込みがある。
えっ?そうなの?
地域柄もあるだろうが、産地の野沢菜漬けとはいったいどうしているのだろうか。 早速ネットで調査。
・蕪を切り落とし、良く水洗いをしたらすぐに漬けこみます。 ・軽く水を張り、そこへ菜を並べ、塩をふりかけ、また並べる・・・という手順を繰り返す。
あちゃ〜〜、全然違うやん、白菜と一緒じゃダメじゃん。 乾燥をさせないどころか水を入れろと書いてあり、とんでもない間違い。
・蕪は甘味があって美味しいので、別に漬物にしたり、煮物にもできます
ひぇ〜〜〜、あの蕪が食べられる。
帰宅後、暗い第一畑へ出かけ切り捨てた野沢菜の蕪を1個、拾ってくる。 キッチンで水洗いし皮を剥き、1/4を一口大の大きさに刻む。
ちょっと食べてみて。
大根や蕪のような瑞々しさはないが苦味も無ければエグ味もない。 ほんのりと甘く、野菜特有の青臭さも少ない。 畑のオジサンが言ったような水菜の蕪にあるようなスジもない。
何、それって食べれるの? 野沢菜漬けをネットで調べとったら蕪も食べられるって書いてあったから。 ふ〜ん、バリバリボリボリ。 どう? このまんまじゃねぇーバリボリ。
2、3個摘んだ後、出した皿を引き上げ残りの蕪を切り刻む音がする。 刻んだ物を見ると赤い皮も残され、皮は剥かなかったようだ。
花苗のチェックも終わり家の中に入ると、少し大きめのタッパーに入れられ、朝の食卓に並んだ野沢菜の蕪漬け。
ポリポリパリパリ、うん昨日より全然上手いやん。 まあまあやけど普通の蕪のほうが上手いわ。 そりゃーそうやけど・・・。 こんなに漬物ばっかりじゃー塩分取り過ぎ、明日から1日置き。
かぶ浅漬け、白菜漬け、菊芋あわ漬け、野沢菜かぶ漬。 なんと4種類もの漬物タッパーが並ぶ、我が家の食卓。
明日には野沢菜漬けも出来そうだが・・・。 間違っても口には出せない。
画像左:野沢菜の蕪 画像中:漬物2種(左、あわ漬けの菊芋。右、野沢菜蕪漬け) 画像右:ディモルフォセカ、今朝の様子(霜焼け気味(><))
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