得意技
2007/11/02 (金)

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一雨ごとに寒くなるというこの季節。昨日の雨が上がり寒さは一段と増す。
暖かいという長期予報も、かなり疑わしい雰囲気になってきた。

今朝は昨晩の夜更かしが響き、ポット苗をチラリと横目で見ただけで終わりにする。

先週、今週と目を皿のようにし全部の苗を隅から隅までチェック。
花芽はないか蕾はないか、葉っぱの下に隠れてないか、キャベツの虫取りでも、そこまでしないような念には念の入れようで捜す。
が、結局見当たらず。

葉は繁り、もう充分な大きさになっていると思うが、どうしてだろうか。
あまり見すぎて苗が恥ずかしがっているのかもしれない、それなら今日くらいは見ないでおこう、時間もない。

自宅を出てすぐ、第二畑の近くで地主さんを見かける。
車の窓を開け、おはようございますと挨拶。
忙しい朝、素知らぬ振りをして素通りしても気がつくとは思えないが、朝の挨拶くらいは最低限のマナー。

驚いたように自転車から降り、振り向き様に一言。

なんかいやぁ〜た?
いえ、おはようございます。
あー、びっくりするがねー。
あははは、すいません。
どっかいきゃーすの?あっ、仕事かね。
ええ。
今年、玉葱どこに植えやーすの。
えっ?えーあちこちに。
ほーかね、良かったら使ってちょーよ、畑あまっとるでね。
はい、ありがとうございます。
ところで、これは丹波けぇー?
いえ、あけぼの大豆です。
ほぉーー木ばっか、よう大きなっとるねー。

この地主のオバアサン、とうに80は超え四捨五入すれば90にもなるが、軽快に自転車をこぎ、2ヶ所の畑を切り盛りしている。
同じような話が多いのは仕方がないが、野菜作りはかなりの腕前で、近所からはスイカ名人と言われるほど。

そして、その名人、平然とチクリと言うのも得意中の得意。

木ばっかーって、なんちゅー酷いこと。
大豆の木もサツマイモのツルと同じく、あまり立派と言われたくない部類に入る。

木ばっか育てやーすで木が好きなんかと思ってまったがねー。
今年の春ジャガを第二畑で作った時のことを思い出す。

幸いにして、オバアサンの見てるところで掘りあげたジャガイモは中々の出来。
わしにはできんやりかただと、渋々認めて頂いた。

今年の第二畑の大豆は自分でも少々落胆気味の出来。
それでも、こんなにアッサリと言わなくたって良いと思うのだが。

木を育てているつもりはない、勝手に大きくなってしまうのだからどうしようもない。
肥料もなし、ただ苗を植付けただけで手を施す術がない。

木ばっかりって言ったって、どうしようもないしな・・・。
あー!あー、あー、あー、そうか・・・。

良く考えてみればビオラ、パンジーも同じように葉っぱは繁れど花が咲かない状態。
もしや、やり方に根本的な問題が・・・。

朝から何度も繰り返されるラジオのニュースに聞きほれ、考えはまとまらず。

ローカル球団の53年ぶりという奇跡に酔った昨夜、まだ酔いが覚めてない車中であった・・・。
ドラゴンズ、おめでと^^


画像左:コールラビ(収穫遅れ?)

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家庭菜園してます。
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