2007/08/08 (水)
昨年の初冬、国道41号線を北へ北へと走り、岐阜県内のとある道の駅に立ち寄った。 小休止&気晴らしを兼ねて。
坦々と車を走らせる一車線の道は、時に市街地を走るより疲れる時がある。 レストランに入って何かを食べるほど空腹でもなく、若者にようにコンビニの前で、たむろする訳にもいかない。 こういう時に助かるのは道の駅。地元の特産品だけでなく野菜まで売ってるところが菜園オタクにはたまらない魅力。
自分で作ってるものより優れてればマジマジと眺め、劣っていれば心の中でニヤリと笑ってみる。 そして変わったものがあれば、衝動買いをする。食べる為にではなく、当然作るために。 その道の駅で買った浸し豆に、もう花が咲き出した。
全体は光沢のある緑色、一部分に黒く模様が入り、大豆のように球形ではなく平べったい形状。 ササゲ、インゲン、大豆類、豆には色んな形や変わった模様が入ったものが数多くある。珍しい物が手に入れば、播いてみるのも楽しみのひとつ。 もちろん今回の浸し豆も種として売っていた訳ではなく、食用品を買おうと思ったもの。
良かったら種もってっといて、6月に入ってから播いたらええで。 道の駅の店番のオバサンから食用品とは別に茶色い封筒に入った種を貰う。種さえ貰えれば豆は要らないのだが、そんな人の良さに付け込むような真似は出来ない。
種は曙大豆と同じ6月17日に播く。大豆よりは小振りだが負けず劣らず立派な子葉が出てくる。発芽率も、ほぼ大豆と同じくらいだろうか。
6月播きであればツル性ではないだろう、背丈も普通から考えれば50〜60c程度、株間は30cmくらいで大丈夫だろう。 播き時期は聞いたものの、その他はなにも聞かないまま直感で定植。本葉5,6枚で大豆と同じように摘心する。
あれ?これめっちゃめちゃワキ芽がでるやん。 大豆に比べるとワキ芽の出方、成長に差があり過ぎる。摘心以来、それほど背丈も延びてないような気がする。 どうやら摘心の必要は無かったのかもしれない、というよりしないほうが良かったとしたら、失敗ということになる。
そして8月、特有の小さな花が咲き出す。薄っすらと紫がかった初めて見る花の色。
あれ?なんやねん、早生でもあるまいに、もう花? 6月に播いて10月過ぎに採れると聞いていた割に、花の咲く時期が早すぎる。
乾燥や高温にあうと花が落ち、実付きが悪くなる為、適度な潅水が必要です。 どこの本にも書いてある定番の言葉が思い出される。
かといって、畑に毎日水遣りをしていては近所から笑われてしまう。マルチもしていない。 どうしようか?
悩ましい問題がまたひとつ起きた。
画像左:分岐が多い浸し豆(ピンボケ〜><) 画像中:コンテナ保冷材発芽育苗法(案)
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