赤い花
2007/08/03 (金)

kumori.gif と風がビュービューと雨

2日の早朝、生暖かい風がかなり強く吹いている。まだ遥か九州の沖合いにある台風の影響だろうか。
あの位置にあって東海地方にまで届くとは、かなり大型と認めざるを得ない。
直撃はなさそうだが、この風の強さは嫌な予感を感じる。

毎年、台風には何度と無く苦い思いをさせられる。7月中旬の台風でさえトマト、ズッキーニなどが被害にあった。
やはり備えは、しなければならない。
特に予定のない今日、いつもより少し早めに目覚めたのは、その予感のせいだったかもしれない。

セルポット、ポリポットなど飛ばされやすいものは物置に片付け、片付けられそうに無い物は重めの鉢を乗せる。
遅めに播いたトウモロコシには、まだ支柱と紐では早すぎる。軽く土寄せをしておく。

トマト、キュウリ、ゴーヤなど、背の高いものは特に要注意だが、もう充分に旬は過ぎた。あえて何もせず、見て見ぬ振りとした。
これから花を付け収穫しなければならないササゲと花豆は、まだほってはおけない。
特にササゲは第三畑の隣人から頂いたもの。いつ何時、どうしやーたと聞かれるかもしれない。
まさか、台風でダメになりましたとは畑オタクの威厳にかけて絶対に言えない。

4本中3本は支柱に巻きつきはじめ、たぶん何もしなくても大丈夫そう。残りの1本は、まだ巻きつく位置が決めきれてないのか宙をさ迷っている。
最寄の支柱に手作業で巻きつかせ、軽く紐で結ぶ。
最悪、ツル先が折れたとしてもワキ芽が出てくる、それほど心配はしていない。

花豆のツルはとうに支柱を超え、あちこちに花が付き出した。まだ蕾のもの、やや開き始めてるものなど、予想以上に綺麗な赤い花が咲いた。
寒冷地でなければ鞘は付かないと植え付けてから知り、今ひとつ気分は乗らなかったが、強風に揺れる真赤な花は中々見ごたえがある。出来れば実らせてやれないものか。

野菜の中でも、これだけ赤い花は珍しい。改めて考え直すと、赤い花が他の野菜であっただろうか?
黄色、白色が、ごく普通。ナスの薄紫、エンドウの赤紫などは数少ない部類に入る。

赤い花の野菜?
特に物忘れがひどくなったと自覚はしているが、赤い花は思い浮かばない。

台風接近前の早朝、時間を忘れ赤い花にしばし見とれる。
いつまで咲くのだろうか、お盆まで持つのだろうか。

鞘が付かなければお墓にでも持っていこう。
墓の主は無類の野菜好きだったから。


画像左:土寄せしたトウモロコシ
画像中:花豆

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家庭菜園してます。
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