野良芋
2007/08/01 (水)

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春ジャガ以来、そのままにしてある第二畑の一画。
収穫したジャガイモに予想外の虫害があり石灰チッソを撒布した状態のまま放置してある。
予定では少しずらして秋ジャガを考えていたが、土の中に出来るものは当分無理と判断し地上に出る秋野菜を植え付ける予定。

その空き地、既に一ヶ月以上経ち雑草もかなり増えてきた。そろそろ草刈も兼ねて耕しと土作りをしたいのだが、あちこちから野良芋が出ている為、中々踏ん切りがつかない。
ジャガイモを収穫する以前から、それらしい葉っぱが見えていて、早く取らねばと思っていたのが、ついつい取り遅れ、かなりの大きさになってきた。
去年、里芋の冬越しをした場所で、どうやら拾いきれて無かった芋があったようだ。

詳しく見ると、大半が八つ頭で1本だけ早生芋のよう。
畑の隅にも捨てた八つ頭や早生芋が芽を出しているが、場所が場所だけに隅の物は、それほど大きくなっていない。

野良芋の代表といえば長芋に出来るムカゴ、そしてジャガイモ。大きなものは別として、どちらもなんの役にも立たないから始末が悪い。
そのまま放置すれば、どんどん茎葉を伸ばし他の野菜に影響が出る。かなり土深いところから発芽してきるものもあり、抜こうにも大抵の場合、茎が切れるだけとなる。
その点、里芋の野良は上手く育てることさえ出来れば、食べることも可能になる。

毎年、いくつかの野良をお盆から明けにかけて収穫し、どこよりも早く頂くのが我が家の常となってきた。
8月中旬では正規に植えた物を収穫するには、まだ早すぎる。たくさん植えてあり、食べきれないのだから一株や二株は問題ないのだが、ケチというかセコイというか中々掘りきれない。

ただ、お盆前後に掘った野良芋では小芋を期待するのは難しい。運良くついていれば、その小芋は指で摘むだけで潰れるほど柔らかい。

八つ頭の野良に、小芋はまだついてない。しかし、こちらには芋茎がある。細い部分は捨て、出来るだけ太いところだけを取り、皮を剥く。

お盆の最終日、まだ親になりきれていない野良芋と芋茎を食べながら、古き日本を思い浮かべる。

これが、中々オツなのである。


画像左:畑の野良芋

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家庭菜園してます。
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