2007/07/23 (月)
久しぶりに晴れた日曜、予定の作業全部とまでは行かないまでも、気になっていた作業は大方出来た。 最終的に残ったのは草刈という予想通りの結果となったが、刈れないまでも倒してあれば一応の面目はたつ。
大豆の土寄せから始まった一連の予定作業はトウモロコシの補植で全て終了した。
今年のトウモロコシ、播いた後に長雨と台風でやや心配したが不織布効果があったのだろう、発育に差はあるものの、なんとか芽をだしてきた。 毎年、倒れ予防を兼ね、かなり密植するが今年は間隔をあけてみた。どうも密植しすぎて花粉の付きが悪く実付きが良くない。 35cm〜40cm間隔で2列、28ヶ所に2粒づつの点播きとした。
発芽しなかった場所へポット播きの苗を植え付けながら、ふと思いついたことがある。
どの本を見ても、誰に聞いても、一ヶ所に数個の種を播けと書いてある。 しかし、今回もそうだが発芽する場所は、たいてい全てが発芽し、しないところは全くダメな場合が多い。
移植が出来ない野菜(大根、オクラ、ゴボウなど)は別にして、複数播きがホントに必要だろうか?という疑問だ。 2本発芽した所は最終的に1本を切り落としてしまわなければならず、どうも合点が合わない。
28ヶ所に播いたトウモロコシ、2本発芽した所は22ヶ所、1本のみ発芽した所は2ヶ所、全く発芽しなかった所は4ヶ所という結果。 種の数量は直播分が56粒、補植ポット分が5粒の合計61粒。このまま無事に育ったとして無駄になるのは23粒。
仮に直播を単播きにし、補植ポットを10個作ったとすると、種の数量は直播分28粒+補植ポット分10粒の合計38粒で済む。 1本のみ発芽したところもダメだったとしても補植ポット分で充分まかなえる。結局、無駄になるのは2粒。
28粒必要な畑に61粒を使うか38粒にするか、誰が見ても解かりそうなもの。
種なんかやっすいーもんじゃうぇー、ふんなもんケチケチしてどうするじゃ。 確かに今の日本であれば、そう言われても反論はない。が、そういう問題ではなく、せっかく発芽したものを切ってしまわなければならないところに問題があると思う。
3年前の種でさえこうして発芽してくるのだから、どうしても無駄な播き方だと結論づけたくなる。 複数播きは、どこかの種苗メーカーの作戦だろうか?それとも他に・・・。
単播き農法を発表する日は近いづいた。
画像左:種蒔き後15日目のトウモロコシ(ピーター610)収穫は9月末(><)
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