専門書
2007/07/20 (金)

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出張の夜、有り余る時間を潰そうと近くのスーパーへ出かけた。

何かを買う予定も無ければウインドショッピングという柄でもない。ブラブラ見て歩く途中、本屋が目に付き暇つぶしにピッタシと立ち寄る。
一通り店内を物色し目に付いたのは、やはり家庭菜園のコーナー。

“初めての野○作り”“有○野菜100種”など、ありきたりの内容が書かれた本が平置きにされ、買えと言わんばかりに段積みされている。
変わり映えしん本ばっかやなー、他に無いんかい。

段積みの本には目もくれず、背表紙だけが見える本棚を探す。
その中でも薄っぺらい部類に入るだろう、小さな字で“米ぬか利○法”と書いてある本を見つける。
米ぬか?へーー面白そうじゃん。

こういう本に興味が湧くようになったということは、野菜作りもやっと初心者のレベルから脱却した証なのかもしれない。
ざざっと目を通すと、小難しい文字が並ぶ。挿絵も白黒写真主体で、今時のチャラチャラした本とは、間違いなく違っているように見える。
おーーこれはいい、これを買おう。

自宅近くの自動精米機、昨年から米ぬかは自由に戴けるシステムに変更され、マメに通いながら米ぬかには不自由しない。
ただ、効果的な使用法が解からず適当に畑に鋤きこんで使っているだけ。

これを読めば、一段とスキルアップは間違いなし、そして最終的にはライバルに勝てる可能性も出てきたというもの。

昔から立ち読みする度胸はなく、本を持ち即座にカウンターへ。価格は税込み¥1,700也。
たけぇーー!

専門書とは、これくらいは常識の範囲なのだろう。スポンサー付きの週刊誌とは値段が違う。

ホテルに帰り早速、読み始める。
全国各地の農家が協力し、各々の使用法を始め、その結果や経過を克明に記してあり、著者の意見や考察、農学研究所の実験結果なども、ふんだんに書かれている。
まずまず興味深い内容で、米ぬか利用法としては文句の付けどころがない。ただし、ある一点を省けばの話。
なんやねんこれ、田んぼの話ばっかやん。

3ページほど読んでから、あらためて目次を調べる。目当ては、もちろん畑への利用法が書かれたページの場所。

よくよく調べると最終章に畑への使用法が書かれていた。
あらー、10分の1もないくらいやんかい。

¥1,700で買った本、読みたいところは¥150分。


画像右:キャベツ発芽(コールサワーはバッチリv(^^)おきなは、どうしたん(><))

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家庭菜園してます。
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