お泊り
2006/02/18 (土)

hare.gif 国府宮のはだか祭りの夜、突然いわれたゴルフ仲間との一泊ゴルフ旅行。
朝6時に起きて、いざ出発。
高速を乗り継ぎ、約2時間程度で着くというから早いものだ。

ゴルフ場の場所は伊勢二見。泊まる所は石鏡温泉。
この温泉の名前、普通の当用漢字では中々読めない文字。話に聞くと、この地方には普通に読めない地名がたくさんあるとのこと。
さすが神々が集まる古くからの地域だと実感する。

読み方は“いじか”。石鏡と書いて“いじか”と読む。
この石鏡、知る人は知る。あの鳥羽一郎と山川豊の出身地でもある。

鳥羽一郎まんじゅうなるお土産も、ちゃんとあるから〜中々のもの。
「ほんだったら〜山川豊せんべいってないのかな?」
『あんたはアホか、そんなもんあれせん』

なんで兄貴だけ優遇するのだろうか、弟だってそれなりに有名なのに、どうも合点がいかない。


早春の陽射しに包まれているが気温は低め、風も少々ある中、ゴルフは無事終わる。スコアーなんてどうでも良いと思えるほど、気分が良い今回の一泊ゴルフ。
4時少し過ぎにホテルに到着。さっそく仲居さんから、この地方のこと、海に浮かぶ島々のこと、ホテルの催しなどの説明をしてもらう。

「ここって〜シルバーばかり雇っとるんやろか?若い仲居さんて、見んね」
『シルバーを雇っとるわけじゃなくて、若い人はおらんのやろ。みんな都会に行ってまって。あんたは何しに来たんや』

旅の恥かはかきすて、日頃のストレスを発散して楽しむ為に来ているというのに、なんちゅう〜しらけ鳥なヤツ。これくらいの冗談は、言わんと面白くない。
常日頃なら全く逆の立場、こういう時に限ってなぜかマジになって楽しめ無いヤツも〜世の中、やっぱりいるもんだ。

【朝の7時15分になったらーあそこで、トンビの餌付けやりますから、来てください】

トンビの餌付け?
ふ〜〜ん、そんなの面白いんかい。それに朝7時なんて二日酔いで起きれるかも解からんのに、どっちでもいいやん。
と、その時は思っていた。

6時前から始った宴会。
“朝まで飲むぞ、付き合え!よぉーし飲むぞーいこめぇー”と威勢は良かったものの、11時を過ぎたあたりから一人抜け二人抜け。
結局、12時まで起きていた人は居なかったという。

そのお陰で、朝6時半にキッカリと目を覚ます。二日酔いもなぜか誰一人としてなし、珍しい旅行となる。
風呂上りのついでに、トンビの餌付けを見に出かける。

7時15分、鐘の合図を待たずに集まってきた、トンビとカラス。トンビは40〜50羽いるだろうか、カラスも20羽以上はいそう。
泊り客が投げる餌(くず刺身かな?たぶん)を猛スピードで飛んで来て加えるトンビ。羽を伸ばした大きさは、裕に1mはありそうなものばかり。

“皆さん、下もご覧ください。可愛い猫ちゃんも集まっています”

はぁ〜猫?
手すりから身を乗り出すと、階下には何匹もの猫が、あっちにちょこちょこ、こっちにちょこちょこと動き回り、トンビが取り損ねた刺身を美味そうに食べている。

あはははは・・・こりゃー可愛いわ。最高。
トンビより、こっちが良いかも。

人、とんび、猫、カラス。
なんでもない場所に、4種類もの生き物が、こんなにたくさん集まってくる光景、初めて見た。



画像1:餌付け風景
画像2:群がるとんび
画像3:群がる猫?

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家庭菜園してます。
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