長芋種、予約券
2006/02/11 (土)

hare.gif 陽が射してきた午前9時過ぎ、風もなく割と暖かい。これくらなら畑仕事も辛くないだろうと、外に出てみる。
朝方、探検隊の散歩に行った時間に比べれば格段に気温が違う。眩しい太陽の光が、心地良く心身ともにウズウズしてくる。

まずは〜ビオラの水遣り。このところ朝は霜が降るような寒さでやれず、夜は気温が低い遅い時間に帰宅でやれず、何もしてないのが気に掛かっていた。

ポット苗を中心に鉢植え、プランター植えの順に水遣り。地植えは、水遣りはせず枯れた葉っぱの整理のみ。
現在ビオラのポット植えは、まだ40個ある。なぜか〜ポット苗の成長が一番良いのは以前から解せないところだが、ようやく半分程度のポットに花が咲いた。
蕾は全ポットにあり、全ての苗に花が咲くのは時間の問題。

どこの日記を見ても植え替えた、植え替えるという文字を見つけ〜なぜか気持ちが焦る。もう、うちには植え替える場所も鉢も残ってない。
しいてあるとすれば、春の種蒔きを予定していた庭の花壇だけ。

育てた苗が多すぎた、ケチって誰にも上げなかった。それが一番の原因だとは解かっている。

物置から平鍬と三角鍬を取り出し、庭の空き地を耕す。
春の種蒔きは止めてビオラを定植することに予定を変更する。ここまで育って、このまま狭いポットじゃ〜やっぱり可哀想。種を播いた人の責任でもある。
植えられるだけ植えて、後は点滴屋さんと畑のオバサンにでも、おしつけて貰ってもらうしかない。

ついこの間まで枯草しかなかった花壇、いつの間にか草が随分と生えている。朝は氷点下になる気温だが、着々と春は近づいているのだろう。
育ちが悪そうなものから順に植え付け、合計16ポットの苗の植付けが完了。

土いじりが始れば止まらない。つづいてイチゴ苗の整理をする。
枯れた葉っぱや色の悪そうな葉っぱ、咲いて花の残骸などを切り取る。追肥もしたいところだが、もう少し暖かくなるまで待つことにする。

作業が一段落ついたところで、タバコを買うついでに畑のオバサン家に向う。偶然、会えばビオラをおしつけようという魂胆。

「おはようございます」
『あれー、やっとかめやね〜。今日は休みかね』
「ええ、今日は休みです。あのーー」
『わたしゃねー、おみゃーさんに会ったら、ちょっと聞いてみなかんって、ずーーと思っとんたんやがねー』
先に言い出したつもりが、声が大きいオバサンに先を越された感じ。

「えっ!何をです?」
『おみゃーさん、長いもやりゃーせんかね?』
「やりたいんですけど、種が高いしやったことないんで・・」
『ちょうどええがね、やっぱしおみゃさんなら、やりゃーすと思ったんじゃわ』
「えっ?」
『ちょっと、こっちへ入ってりゃーせ』

言われるままに、畑のオバサンの家に。
ダンボールの箱、3箱に種芋が籾殻と一緒になって入れられ、種芋の植え方、畝の準備の仕方、肥料など事細かに教示いただく。

『3月の中に植えなかんでねー、それまでに畝作っときゃーね』
「はい、解かりました」
『余った分しか、あげれんけど。いっぺんやってみやー』

一体何本の種芋が貰えるのだろうか、その本数によって畝の長さも決まるが、今ここで聞くには気が引ける。

『これ持ってきゃー、おじいさんに見つからんようにやで』
「ええんですか?貰って」
『ええわ、ええわ、早よーいきゃー』
「どうも、すいません。ありがとうございます」
『ほんなら3月やでね、忘れんようにしとってちょーよ』

ビオラの苗を押し付けるつもりが長芋の種の予約券と長いも1本、頂く。

犬も歩けば棒に当たる。早起きは三文の得。
ぐふふふふ・・・・。



画像1:長いも(畑のオバサンから〜もらった)
画像2:かぶ収穫
画像3:菜花収穫

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家庭菜園してます。
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