用務員さん
2006/02/07 (火)

harenotikumori.gif 暖かい日が少し続き、これでやっと菜園ができそうと思ったのも束の間。またまた冷え込みが激しく、雪まで降りだすしまつ。
畑どころか外に出来る気も失せる寒さでは、日記に見合うネタはなし。

ということで今日も菜園ネタではなく、愚痴をば少々。

『おー、わしなぁー3月で定年なんじゃわ』
「あら、そうなんですか。でも残るんですよねー」
『ほんなことは、まだ決まっとらんけど、これ後やっといてくれんやろか』
「はぁー良いですけど・・。何をするんです?」

部署は違うが一応我が社の部長さん。直属の部下は数人いるが、若手ばかりで日々の仕事は異なった部署の仕事をしている。

『うちの会社のあっちの駐車場で、こないだ盗難があったんやわ。あそこはちょっと暗いからやと思うで、照明をつけて欲しいと言われとるんやわ』
「はぁ・・・」
『今ある同じ水銀灯で、ええと思うで、つけたって欲しいんやわ』
「はぁ〜?マジ?そんなの本業と全然違うじゃないですかー。今やってる仕事もあるし・・」
『ええが、ちょっと時間作ってやったってくれんか、頼むわ』

こうゆう話は今回に限ったものではなく、以前から色々と頼まれてはいた。その度に休日出勤をしなければならず、週末農夫には出来ればお断りしたい仕事。
「え〜〜で、どこまでやってあるんです?」
『何もしてない』
「はっ?」

よくよく話を聞くと、何本何処の場所に建てるかも決まっていない。業者も、そして一番肝心な予算さえも、会社の許可も取れてないとのこと。

「ちょっと勘弁してくださいよー、こんなの」
『まあ、そう言うな。誰かがやらないかんのやわ』
「そんな無茶なーー」
『昔、ここ建てるとき一緒にやったやないかー。他に解かるやつなんか、おれせん。誰がおるんやー、おるんやったら言ってみー』

確かに昔々この工場を建てる時、少し相談に乗った。ところが、その温情が仇になったのか、そのままエスカレートして、結局本業の傍らに最後までやらされてしまった苦い過去がある。

「ほんなこと言われてもーー」
『ええが、そんなに時間とらへんやろ、パッパッパーとやってくれや、ええで』
「もう、面倒やなー」
『じゃ、頼むわな』
「ところで、定年で辞めた後って、こういう仕事は誰が引き継ぐんです?」
『そりゃー知らんけど、あんたしかおらんやろ』
「はぁ〜?ウソー!」

今年は、とうとう窓際から兼任用務員さんに、なりそうな感じ・・。

こうなりゃ、駐車場の一角。50坪くらいを改造して畑にしてやる!
ふん!


画像1:頼まれた駐車場の水銀灯

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家庭菜園してます。
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