くたびれもうけ
2006/02/05 (日)

harenotikumori.gif 昨日の晩からシンシンと降り続けた雪。朝までに5cmほど降り積もり、どうやらまた冬のやり直しの予感がする。

今日は、以前から約束をしてたマージャン大会。といっても4人だけであり、大会というほど大げさなものではない。
マージャンは、若かりし頃、良くやったのは覚えてるが〜かれこれ、もう10年以上はした記憶がない。
ちょっと不安もあるが〜それ以上になぜかワクワクし、落ち着かない。

集合時間は11時。車で行けば20分足らずの場所。差し入れの缶ビールは既に用意万端。後はコンビニによってタバコと暇つぶしの飴さえ買っていけば、他に何もいらない。

時間を持て余す朝。新雪の中、探検隊を連れ朝の散歩に出かける。
日が当たる場所はやや溶けかかっているが日陰は〜サラサラとして、少しの風邪でさえ舞い上がりそうな軽さ。

寒さという感覚がないのか探検隊は、いつもにまして元気良く走る。凍ってる場所があるから危ない、と何度注意しても、また走りだす。
やっぱ、アホやわ〜この犬。
飼い主の事を忘れ飼い犬だけに、求めるのは筋違いというものか・・。

1時間以上の散歩を終え帰宅するがまだ出かけるには早い時間。雪が無ければ畑のチェックでも出来るが雪に埋もれていては〜見ることも出来ず。
まったりとして〜インスタントコーヒーを入れ、新聞を読み、テレビを見る。

時計の針が10時半近くに差し掛かり、やっと出かけられる。
車を発進させ近くのコンビニに止まると携帯が鳴る。
相手は、もちろん今日の主催者。一応一通りの朝の挨拶をする。

“もう、みな集まっとるで、はよ来てな”
「あれ?11時からじゃなかったでした?」
“ほんなかたいこと言うたらあきまへん。3人おったほうが勝ちやねん”

なんか解かったような解からないような話だが、それでも45分には到着。
「あれーー!飲んでるんですか?」
“当たり前ですわー飲まなやっとれませんやろ、なに飲むの?”
「ほんじゃービールにしますか」
マージャンの筈が、出だしは宴会からとなる。ビールから焼酎へ、世間話をしながら30ほど飲み、やっと始ったマージャン。

飲みかけたら止める訳にもいかず、そのままガバガバゴボゴボ、マージャンをしながら飲みつづける。

朝日が眩しく明るく賑やかだった窓の外、気が付くと暗く静かな夜が来ていた。
8時少し前、短かく感じたマージャン大会がキリの良いところで終了となる。

“少し飲んでから帰るやろ”
「ええ、行きましょう」
後片付けもほどほどに、4人でいつもの居酒屋に直行。今日の反省会をしながらビール1、2杯を飲んだまでは覚えてるが、それから先が〜どうにも不透明な状態に・・・。


『起きてください、風邪引きますよ〜♪』
誰かが呼んでるような微かな声が聞こえる、聞き慣れない声だが、どこかで聞いたような感じはする。

『もう10時ですよ、もう帰らなくて良いんですかー』
「え〜?10時ー?、あれ?なんで居るの?どうしたのー?」
『覚えてないんですか〜?マージャン終わって、ここに来たんですよー。私は最初から居ましたよ〜覚えてないですか〜♪』
「あら?そうだった?で、みんなは?」
『まだ、皆さんお見えですよー、ほらそこに』

いつもの居酒屋の狭い座敷に身体を折りまげて寝ていたところを、なぜかバイトの女の子に起される。
ついさっきまで一緒だったマージャン仲間の笑った顔がカウンターに並ぶ。

“あんさん、飲みすぎでっせ。そない飲んでマージャンしよるで、えらいもんやわー”
「あらら、そういえば・・・」
『もうお帰りになったほうが、良いですよ〜♪』
「ええ、今日は帰ります。すいません、お先にーー」
“きいつけてやー、またやろなー”
「はぁーい」


冷えきった車に乗り、エンジンを掛ける。胸のポケットからタバコを取り出すと、1枚のコインが落ちた。
「あ〜百円玉」
昼の11時から夜の8時近くまで延々と続けたマージャン。その成果は百円玉が1枚。

ふぅ〜〜ぅ、疲れたぁーー。


画像1:朝の雪景色(探検隊との散歩道)

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家庭菜園してます。
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