2005/12/21 (水)
氷点下40℃を越す第二寒波の到来を告げるかのような灰色の雲。気温も上がらず未だ溶けきらない雪、冷えた地面に溶かす力はもう無いのだろうか。
また明日から寒気がやってくると言う天気予報。心配な畑の野菜達は雪に埋もれたまま見ることも出来ない。 まだ小さかった玉葱は?ソラマメ、スナップえんどうは?そろそろ膨らみ始めたプチヴェールは? 心配毎は尽きない、雪に埋もれた畑。
“雪に埋もれていれば0℃より下がりません” どこぞの若い気象予報士が言った言葉が記憶に残り、冷たかろうが雪は被せたまま退かさないほうが良いのだ、と自分に言い聞かせる。
このドカ雪で、来年玉葱が一個も出来なかったらどうしようか?2月にもう一度種を播いてみたらどうなるのだろう? かなりの本数がダメになっている覚悟は出来ている。でもでも、薄い期待は未だに捨てきれない。
相変わらず混んで進まない朝の通勤路。イライラが頂点に達しようとする時、携帯が鳴る。
『おー、おはよぉー』 「あれ、どうしたのー?こんなに早くから」 『今、電話してても、ええ?運転中と違う?』 「運転中は運転中やけど、混んでて進んでないから・・」 『ほんなら、ええか。今日さぁ忘年会やるで来てよ』
いつものゴルフ仲間からの電話だったが、この連中とは11月20日に早々と済ませた筈なのにどうゆうことか。 「えっ!?だってこないだやったやん」 『あんなもん練習やて練習、今度は場所も違うし他の人も呼んどるで来てよ』
飲み会はもちろん嫌いでは無い性格。とりあえず場所と時間を聞く。 「どこで?何時から?」 『名古屋の**で、7時半ころから。待っとるで来てよ頼むわ』 「名古屋?嫌だぁーそんな遠いとこ、いかせん」 「なんで、ええがたまには」 『だって雪降りそうやし、検問だって恐いし、いややん」』 「そんなもん、ちょっとぐれー降ったってどうもないってー。何を子供みてーなこと言っとるの」
恐いものは恐い、そんなことで大人だとか子供だとか言わないでほしいもんだ。 高所恐怖症や閉所恐怖症、取り締まり恐怖症、お化け、歯医者など年齢や性別に関係ない恐いものは色々とあるのが普通。
第一なんで、わざわざ名古屋まで行って飲む必要があるのか、どこで飲んでもビールはビール。ちっとも変わらん。
「だって〜積もると恐いやんかー」 『積もれせん、積もれせん。例え積もっても凍るのは明日の朝。今晩は大丈夫やて』 「そうかなぁ〜、嫌な予感がするんやけど・・」 『何回子供みたいなこと、言っとるんや。ええ、ちゃんと来てよ。今日みたいな日は取り締まりも無いんで、一番ええの』 「うそ!そうなの、取り締まりないの?」 『あったりめぇーやが。こんな寒い日に、あいつ等がやるわけねぇーって、心配いらんって』
そうか、そうか。雪が降っても今晩は凍らない。そしてそして、一番恐い検問もない。 名古屋という都会で飲むビール、もしかしたら違った味がするのかも。 「解かった、行くわ」
どうのこうのと言いながら結局は断りきれない性格。もしかして将来身を滅ぼすことがあるとしたら、きっとこの性格が原因だろうと思う。
仕事も早々に切り上げ、目的地の名古屋へ。予想外に時間もかからず、少しだけ遅れて到着。
心がけが良かったのだろう心配した雪も降らず。 時間を忘れ飲み過ぎた宴会。結局、宴会場を出たのは午前様。
途中、検問がありそうな危なそうな最短の国道はあえて通らず、本能のまま迂回しての帰り道。 何回も道を間違え、引き返したり曲がったり、やっと家に辿りついたのは2時頃だったような気が・・。
今から思えば〜どこをどうやって通って来たのか、さっぱり記憶に残ってない。
忘れる事に意義がある、これぞ忘年会! あぶなぁ〜〜〜(><)
画像1:帰り道予想図
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