2005/12/18 (日)
張り詰めたような寒さに一段と引き締まる身と心。容赦なく降り続ける雪、暖かさの一欠けらもないほどに白く、冷たく。
昨夜から降り続けた雪が薄っすらと積もった朝。雲の切れ目から一瞬だけ見えた太陽を見逃さす、昨日定植したビオラ鉢を日の当たる場所に移動する。 全ての鉢を雪の積もらないところに移動するには場所もない。かといって一部だけを移動するのもヒイキしてるような気になり出来ない。せめて日の当たる場所に移動してみる。
こんなことなら、もう一週定植を見合わせれば良かったと降る雪を見ながら悔いてみる。
小降りになった雪、そのまま止んでしまわないかと僅かな望みを持つが、ますます強くなるばかり。 正午を待たず見る見るうちに積もりだし、あっという間に数センチは積りその後も弱くなる兆しは感じられない。
趣味が菜園という人間、外に出られない日ほど悲しく役に立たないものは無い。 この雪ではホームセンター巡りも億劫、デパートやスーパーで一日潰せるほど器用でもなし。
テレビを見つつ、CMになったら〜ウロウロと外の景色を眺め、飽きたら新聞を読みあさる。 正午からの実業団駅伝までは記憶にあるが〜その後ウトウトと5時近くまで、静かな日曜の午後を居眠りで過ごす。
『御飯に行くよ!』 「えっ!?もぉ〜?さっき食べたばっかりじゃん」 『なに言っとるの、もう5時やよ』 「うそーー?マジ?」
時計は5時を過ぎ15分まで、あと僅か。 「あ〜ぁ〜なんにもせず、終わってまったなぁーー。つまらん一日やったなぁー」 『わけのわからんこと言っとらんと、早よぉー行こ、混むで』 「どこ行くの?」 『う〜〜ん、回転寿司!』 「ほぉ〜いいねーー行こ行こ」
近くのスーパー、アピタ内にある回転寿司。近隣に何ヶ所もの回転寿司屋はあるが〜色々と通ってみて、ここが一番のお気に入り。忘れた頃、時々来る事がある。 回転寿司といっても〜中々のネタでバカにしたものでもない、この店。その分、値段もマズマズでグータラが要れば3人で大台近くまでは軽くいく。
『あれぇ〜?グータラは?』 「先に散髪に行っとるよ」 『へぇ〜〜、あそこに床屋ってあったっけ?』 「美容院に決まっとるがね、今どきの若者は床屋なんて行かせんの」 「あーーなるほど」
時間が早かったせいもあり、それほど混んでない店内。そのままBox席に座り、まずは生中でカンペイ! 美容院にいるというグータラにTelすると、これから始るとのこと。
年寄り二人だけでは食べる量にも限りがある。なるべくゆっくりと食べゆっくりと飲もうと決める。 数枚の皿を平らげ生中もお互いに2杯づつ飲むが、混んできた店内にこれ以上長居が出来るほど厚顔でない年寄り二人。今日はグータラは運が無かったのだと諦めて回転寿司を出る。
外の雪は既に20cmは越すほどに積もり、まだまだ止みそうにもない。歩いてきたグータラを残して帰るのは、いかにも可哀想。散髪が終わるまで時間潰しのウンインドショッピングをする。 最初に寄った本屋。特別読みたい本はなく、たまたま見つけた間違い探しクイズマガジンを1冊手に持ち清算所へ。片方は、なにやら小難しそうな単行本3冊を差し出す。 なんやねんこの差は・・。
『こんなもん、買うの?ふ〜〜ん』 なぜかニヤっと笑った顔が、どうにも釈然としない。
まだもう少し掛かるというグータラの電話に、二人でゲームコーナーに。 なんと太鼓たたきゲームがしたいらしい。
2Playを選び、ゲーム開始。出てくる絵のタイミングに合わせてバチを打つだけという簡単そうなゲームだが、リズムに乗らないと打つタイミングが中々計れない。 最初の曲名は忘れてしまったが、いくつか打ち洩らしはあったもののお互いにクリヤー。1P、2Pとも得点が表示され僅差で勝利。
次の曲は、負けたほうが決めた“アンパンマンの歌” どん♪どん♪どんどどどんどー♪ど〜ん♪ど〜ん♪どん♪
短い時間ではあったが汗びっしょりになった太鼓たたきゲ−ム。 2回戦の“アンパンマンの歌”も、ほんの僅かの点数だが上回った。
「やったぁーーーーまた勝った!バンザァーーーイ」
それ以来なぜか無口になったまま、朝まで口を開かなかった1Pのゲーマー。 なんやねん、これくらいのことで。
画像1:ビオラも真っ白(土曜定植したのに・・) 画像2:雪景色ー1 画像3:雪景色ー2
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