2005/12/07 (水)
まだ溶けず日陰に積もった雪の塊。ザラメのような固い粗い雪。必至に耐える草の上だけに残る。
昨日までと比べれば寒く無いと感じた朝。たった1時間の時差とはいえ寝過ごしてしまい、今からでは到底間に合わない出勤時間。 いっそ1時間の遅刻にしようと決め、ゆっくりモードで久々の畑チェック。
随分たくさんの雪が降ったようで、大根、ニンジン、カブの葉っぱは横倒しになったままピクリともしない。青々とし真っ直ぐシャキっとしていた長ネギがそれほど折れてなかったのは不幸中の幸いだった。
心配したビオラも枯れたものは無し。葉先についた霜が白い縁取りをしたように見え、それだけでも絵になりそうな可愛さがある。 マルチをした玉葱苗、案の定マルチの中に潜っているのが何本もある。1本づつ持ち上げては外に出す。今週末にはマルチの修正をするつもりで、今朝はこれくらいしか出来そうに無い。 アトン、ラピュタU、泉州、赤、全部合わせて十数本は溶けて無くなっている。予備用としてとってある苗と交換もしなければならないが、それも今週末。
ジャガイモの茎は見事に枯れ果て、これ以上はみっともなくて置けそうに無い。収穫はまったく期待できないだろうが、家で食べる分だけでも出来てて欲しいと願ってみる。
遅刻と決めれば焦る必要も無い。混雑も少なくなった頃、嫌々ながらに出発。
途中、少し遅刻しますと会社に電話。 海外出張で疲れただろうから、ゆっくりで良いよと予想外の返事に〜してやったり。
貯まった仕事や出張報告などで少々バタツキはしたが、それほど遅くならずに帰社。これくらいの時間なら〜ちょっと寄って行こうと、いつもの居酒屋に直行。 雪ほどには軽くない、ミゾレ交じりの雨がフロントガラスを濡らす。目的地に着く頃には止んでしまったが、すこぶる寒い気温に身を縮めて暖簾をくぐる。
『あら〜おかえりなさぁ〜い♪いつ日本に帰ったんですかぁ〜♪』 「あーーどうも。昨日帰りました」 『今週はみえないかと思ってました。良かったぁ〜♪おビールですか〜』 「え〜〜〜っと寒いから熱燗で」 『あら♪お酒飲むんですねーー』
“ふんなもん、なんでも飲むて。アルコールと名がつきゃーなんでもええて、その兄ちゃんわ” なんちゅう言い方じゃ!こっちだってその季節や〜その時々の雰囲気に合わせて飲むものを決めてるの。なんでもええなんてことは、ないわい。それやったら〜そこら辺にぎょーさんおる、呑み助のおっさん達と一緒やないかい。
『お酒大好きなんですぅ〜♪』 「え?マジ?若いのに、日本酒が好きなの?」 『ワインと日本酒が一番好きかなぁー、ビールはあまり好きじゃなくて・・』 「そうだったの、じゃ〜一緒に飲もか」 『はい♪』
中国の土産話から始め、延々と無駄話をしながら2時間強。二人で差しつ差されつ。 「あのぉーこれ入って無かったんですけどーーー」 “あれ!もう飲んだの!もう日本酒無くなっちゃって、品切れ。待てるなら酒屋さんに電話するけど、大丈夫かいな?”
ほぼ満タンに入っていたという日本酒の一升瓶。二人で全部飲んでしまったらしい。 「そんなに飲んでないような気がするけど・・。そっちが、ちょっと飲みすぎちゃうの?」 『だってぇ〜すごいペースが早いですよ、飲みすぎは〜そっち♪』 「もう売り切れなんやて、ビールにする?」
返事は無いがにっこり微笑んだような気が・・・・した。 日本酒からビールに代え、また2本。
閉店まじかまで、しっかりと飲みつづけ。
いやぁ〜〜〜日本ってホント、最高ですわ。\(@▽@)/
画像1:酔っぱらい
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