2005/12/03 (土)
サラサラと小雪が舞う朝。僅かな風に舞い、ふわふわと空中を飛び回る。まるで小さな蝶のように。
出張二日めの朝を向かえる。昨日から急に冷え込み激しくなったようで、ここ天津にも初雪が降る。 草木や塀などに薄っすらと積もった雪は日本で見る重く大きな雪ではなく軽い小さな雪。
日本との時差は1時間遅れ。寝坊する事は無いと思い目覚ましもモーニングコールも頼まずに寝た昨夜。 3時、4時、5時、そして6時と合計4回も目が覚め〜どうもハッキリしない頭で出勤。
ホテルで迎えの車に乗り、今日は今回の出張の主目的、新工場の調査。 調査といえば聞こえは良いが、たいした内容でもない。誰が来ても良いのだが忙しい年の瀬、やはり窓際の人間がうってつけだと判断されたのだろうか。 なんとなく納得出来ない出張ではあるが〜行けと言われれば断る事もできず。
12/10に完成すると現地業者は言うが、とてもとても〜素人目に見ても年内はおろか、後2ヶ月は掛かりそうな出来具合。 まさか期日遅れの責任を取らされることはないが、一応業者との打合せで何か言わなければならない。
『相手乃業者我電話似出無唐、今日派無理出巣』 「はぁ〜ん?なに言ってるの、昨日打合せするって事務所で決めたんやんかー」 『電話出無、出来無』 「おーおー、どういうことなの?」
こちらに常駐する担当の日本人に、どうゆうことかと確認。 『すいません。これが中国流なんで、こうゆうことは普通なんです。』 「普通っていったって、昨日話したばっかじゃん」 『ええ、それがそうゆうふうなんで・・』 「なんやねん、それ。で〜どうすんの?」 『また後から連絡してみます』
これ以上彼を責めてもしかたない。これが中国流だと言われれば一人で怒っていても無駄。 なんといっても切換えが早い事が持ち味。
「それにしても寒いなぁーこっちわ」 工場の下見を終え、事務所に帰ってから中国人通訳さん達と談笑のひと時。 『木曜真出派寒句無克多、何故?誰我寒沙連手来多?』 「えっ?そんなこと言われても・・・こんなに寒いなんて聞いて無かったしー」 『金曜唐寒句成多。貴方我帰瑠途、暖核成。嬉!早句帰手』
うぎゃーーー!なんちゅうー毒舌の通訳。小娘のくせに〜まったくもぉーー。 雨男でも雪男でもないっちゅうの。 いいわい、さっさと帰りますよ!
画像1:薄っすらと降った雪(初雪) 画像2:どんよりとした空
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