多数決
2005/11/26 (土)

hare.gif 久しぶりに寒いと感じた朝。水霜に濡れた柚子の葉に朝日が反射しキラキラと光ってみえる。綺麗な新鮮な空気の証。

いよいよ11月最後の週末。農作業も12月からは極端に少なくなり、2月までは〜いわゆる農閑期。
真冬に畑に入って仕事をすれば世間から笑い者になってしまう田舎住まい。今日明日で、大体の作業は済ませなければならない。

7時過ぎに一度外に出てみるが、やはり寒い。気持ちは満々でやる気充分なのだが、この寒さの中での作業は歳を取った身体には辛かろう。
ここで無理をしてはいけないと家に戻り、毎度お馴染みになった不法建築のテレビ番組を見ながら時間稼ぎ。

8時半近くになり太陽もしっかりと登りつめ、朝露も乾きだし、もう良いよーとの声が聞こえそうな外の景色につられ早速作業開始。

今日の作業、一番手はなんといっても里芋の撤収。7株は既に掘り起こし済みで残るは21株。
溶け出した芋茎をハサミで切り取り、スコップを入れる。鍬のほうが良いと誰しもが言うが、手慣れたスコップはもう手放せない。

ジャガイモやサツマイモに比べ掘り易さは一番の里芋。サツマイモはツル芋といって、予想外の所に出来ている場合があり何度も切ってしまったことが今年もある。サツマイモほどではないが、ジャガイモもそれなりに遠くに出来ている事があるから嬉しいような始末が悪いような感じ。
全てを掘り起こし、次は土落とし兼小芋落とし。
少し大きめな石に親芋をぶつけ慣性で小芋を落とす。落ちない小芋は、しかたなく手作業でもぎ取る。

昨日までは隅に里芋の保管場所を作ろうと思っていたが、我が家の料理担当が掘り起こしに来る可能性は万が一にも考えられない。それなら多少の犠牲はあっても小屋に保管した方が良いのでは。
またまたドタンバになって方針転換し、芋を乾かしてから小屋での保存に変更する。

里芋の後地は春まで予定はなし。スコップで軽く天地返しをして寒風にさらしておくことにする。

里芋が終わり次は黒豆の皮むき。20株程度で本数はしれているが〜それでも途中で投げ出したくなる。虫食いもかなりあり、正月用の煮豆1回分+ちょっと、という出来で満足度は低め。

昼近くになり休憩を挟んで玉葱の植付け。
苗床にある泉州と赤玉葱、ざっと数えて200本。今予定している畝では到底まかないきれない。止む無く畝巾を広げ本数を増やすことにする。

畝も完成し、もう植え付けなければならないが〜未だにマルチをどうしようかと決めかねている状態。
植付けが始まれば止められない、かといって今年はマルチをしないと1ヶ月前に誓ったばかり。

30分ほどは悩んだだろうか、どうしても自分では決められない。自分で決められなければ人頼りにするしかない。
こうゆう場合、自分で判断が出来ない時、役に立つのが一目を置く近所の畑4ヶ所。

自転車にまたがり4ヶ所の畑チェックに出かける。ついこの間見た時と同じく2:2のままだったら今年はマルチは無し。3軒以上マルチがしてあったらマルチを使おうと決める。
途中の自販機で熱々の缶コーヒーを買い、15分ほどのサイクリング調査隊。

95cm巾の穴明きマルチに合わせて畝巾を少し修正し、軽く水遣りをしてからマルチを敷く。
植え穴を数えると175個、全部は植えきることは出来ず、残る苗は黒豆の跡地に用意した所へ植える予定。

泉州玉葱から植え始め約125本で終わり。余った部分には赤玉葱を植えるが、そろそろ寒くなりだした。明日の天候も悪くなさそうで、残りの作業は明日に持ち越す。

植え終わったあとをチェックしながらアトン、ラピュタUの畝を見ると萎れ気味な苗がある。アトンに1本、ラピュタUに2本。
まだ完全に枯れてはないが、この状態では持ちそうにない。完ぺき主義を目指す菜園主の畑に萎れた苗があっては恥ずかしい。赤玉葱の苗、3本を掘り起こし萎れ気味の苗と交換する。

お手本となる畑を見習いマルチも敷いた。枯れ気味の苗も交換した。気になる里芋も撤収できた。面倒な黒豆の皮むきも出来た。
今日の作業、言う事無し。v(^^


画像1:里芋撤収
画像2:泉州玉葱、赤玉葱定植

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家庭菜園してます。
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