DV
2005/11/23 (水)

hare.gif 暖かい日中。目線は風の無い陽だまりを探し、無意識のうちに動き出す足。もう11月も半ばを過ぎた。

初霜が降りた月曜に比べれば随分暖かいと感じた朝。今日は勤労感謝の日、世間は休みだが我が愛する会社は平常出勤。
といっても別に休日出勤は嫌いではない。畑仕事が遅れてれば〜気にもなるが、それさえなければ特別に毛嫌いなどしない。

くだらない電話もなければ来客もない。仕事先からの連絡も、ほとんどなく平穏な一日が過ごせる。

出勤時間を過ぎても余裕でビオラ苗などのチェックをし〜今朝はいつになく丹念に蕾の確認をする。が、やはり無く、ちょっとショック気味。
土曜に植え付けた玉葱、早生も含めてダメそうなのが数本あるが、その他はどうやら無事活着したような気配。このまま、よほどの外敵がなければ来年の6月にはリッパな玉葱になってくれるはず。

いつもより15分遅れで出勤するが混雑など全くない快適な通勤路。会社に着いた時刻も15分は早い8時ジャスト。
余裕で先ずはメールチェック。大した内容が無い事を確認して、今度は農園日記をチェック。

巡回登録はしてないが主だった作者の方の日記を見ながら、うんうんと納得し、ほぉ〜、へぇ〜と感心し、ぎゃははは・・と笑いながら読みふける。

仕事が始まってからも予想通りの平穏な時間が過ぎ、無事定時を迎える。
平日なら、それなりの残業をするが今日は祝日。たまには早く帰ろう、家族で晩御飯も悪くない。
珍しく、そんな考えが頭に浮かび6時半過ぎには会社を出る。

7時半少し前に家に到着し、ビオラの苗の水加減をチェックしてから家の中へ。
「ただいまぁーー♪」
『・・・・・』
なぜか返事が無い、我が家族。
片方は飽きもせず韓流ドラマに引き込まれ、もう片方はヘッドホンをしながら訳の解からない番組に大口を開けながら見入っている。

「おるんなら、お帰りくらい言えばいいのに・・」
もちろん誰にも聞こえない、口の中だけの声。

リビングのテーブルの片隅には1Setの茶碗と箸、そして晩御飯らしいものが並べられている。
「なんや〜もう食べてまったんか、たまには一緒もええかなーって思ったのに・・」
今度は胸の奥だけに聞こえるように呟いてみる。

『○・・×・△□・・』
一人、冷たくなった晩御飯を食べながら聞こえてくるのは〜理解不能なアクセントで話すハングル語。
2台のテレビは別々の物を映し、それぞれが夢中になり晩御飯を食べてる人間が帰ってきたことすら見えてなさそうな感じ。

新聞を見ながらの晩御飯、慣れてはいるが〜なんとなく侘しさも少々。
夕飯を食べ終わった後も一向に状況は変わらない、うちのリビング。そのまま新聞を見つづけるが〜限度もある。

8時半過ぎ、新聞も読み飽きすることもなし、仕方なく風呂へ。

「あれ!なんやねんこれ」
風呂のスイッチは消され、蓋は開けっ放し。入り口の扉を開けても湯気すらない。これで吐く息が白かったら気絶していたかもしれない。
なんとなく少ない湯船のお湯に、恐る恐る手を入れてみる。
人肌までいくかいかないかという温度に、またまたガックリ。

いつもなら10時、へたをすれば12時過ぎに入浴する連中が、いったいどうしたことか。

生ぬるい湯につかり、寒さに震えながら出る。
「風呂の蓋って、なんで開けたるの。寒いやんかー」

振り向きもしなければ〜答えもしない、入浴前と全く変わらない状況でテレビを見つづける、二人。
8時からのハリポタ、9時からのサスペンス。どちらかは見れると期待していたが、ものの見事に裏切られる。

もう一台、テレビはあるのだが置いてある場所はグータラの部屋。
どうにも、あの部屋だけには長時間いる気がしない。あそこでテレビを見るくらいなら見ないほうがマシ。

「ハーッークッション、ヘーックション、クシュン」
風呂上り5分も経たずに出るくしゃみ。風邪をを引いてはたまらないと思い、そのままベットへ。

早い時間に寝ては、変な時刻に起きてしまう。
まだ寝てはいけない、そう思い園芸新知識の本を読みつづけるが、記憶に残るのは何分か進んだ目覚し時計の長針が6を差した時まで。

これって虐待の始まり?


画像1:寒いよぉーー(とうとう始まった我が家の虐待)

i0
 
家庭菜園してます。
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]